今年の9月「よだかの星」の朗読と音楽の公演でプロジェクターを使い、中山尚子さんのイラストを投影させていただきました。
イラストレーターの中山尚子さんは、数々の賞を受賞されおります。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/nakayamahisako/
その中山尚子さんから先日一冊の絵本が届きました。
それは、宮沢賢治の「土神と狐」
中山尚子さんが新しくイラストを描いた絵本です。
宮沢賢治「土神と狐」
今回初めて読んで、切なく、読み終わって胸が痛くなりました。
人間の中に潜んでいると言われる
嫉妬、孤独、嘘、誤解、後悔。
きっと誰にでもある。
私の中にもある。。
ここでは、「土神」は神様なのだから、みんなから信頼されるはずなのに、敢えて人間臭く表している。
嘘をついたことで受けた仕打ち。
でも最後はやっぱり切ないなぁ。
宮沢賢治らしく今回も星の話も。
中山尚子さんのイラストも素晴らしく、柔らかいタッチで話を盛り上げてくれます。
いつか、この話を朗読したい。
そう思わせてくれた1冊でした。。