マシュー君のメッセージ (153)2019年8月19日/聖書の御言葉の神学的解釈 COLORS編 | 愛と光のブログ

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意識の目覚め、地球・人類の解放とアセンション、究極のワンネスに向けて…

最初に、今回御示唆のありました「マシュー君のメッセージ」をお伝えしてから、高次元(7次元以上)を目指す方向けのアセンションに必要なあり方の神学的解釈による解説文を掲載します。(解説文は読める方のみ読み進めてください。)

 

 

ニルヴァーナ(あの世:時空連続体=潜象界・霊界=天上界)からの「マシュー君のメッセージ」は、チャネラーである母親のスザンヌさんを通して1994年から始まっていて、この宇宙の神からの「多くの人に新しい情報を伝えなさい」との御指示により、2003年12月よりWebサイトで「マシュー君のメッセージ」として世界に発信されるようになりました。

 

マシュー・ワード(Matthew Ward : 1962年9月11日~1980年4月17日)は17歳の時にバハマで不慮の事故により短い人生を終え、その14年後から人類に向けて高い見地に立った英知や情報(神の言葉や他の宇宙的高次存在からの言葉を含む)を伝えています。

 

―――これは生前の彼と母スザンヌさんとの魂レベルでの契約により、そのような生涯を経た後にチャネリングを開始して、天からの必要な情報をこの世の人々に伝えると決めていた事でした。(全ては必然で天の御計画の下にあるものです。)

 

マシューの地球人類としての合体転生では、イエス様の使徒であり『マタイによる福音書』を記述して伝道した聖マタイがよく知られています。

 

-―――マシューは、3次元地球に新しく誕生した魂である聖マタイ(新生魂)のハイヤーセルフ(マタイに合体した霊魂=合体霊)として、マタイの生涯を共に生きて高次元霊魂(マシュー)としての広い視野からマタイの意識に働きかけつつその一生を通して善導・教導しました。これは「合体転生」と呼ばれ、約5,000年前から続いている地球の転生システムです。神が御発案したこのシステムは「地球善導化計画」の一環として為されているもので、これによって地球人の意識は飛躍的に進化して文明も発展してきました。この宇宙での転生システムも基本的には同じような仕組みになっています。(現在の地球では善霊のみがこの転生システムによる生命(魂)進化サイクルに参加できる「合体善霊転生」となっています。)

 

しかし彼の魂の歴史は実はイエス様(新生魂)よりも相当に古く、ミカエル大天使長様がこの宇宙で最初に転生した時に創られた魂がこのマシューですから、正真正銘の全きオールドソウルです。

 

彼はニルヴァーナでも最も進化した魂の一人であり、普段はフリースピリット(神にとても近いところにいて、その使命を完全に知っている魂)として存在しています。

 

そして現在の主な役割は、銀河宇宙を始め様々な宇宙で肉体を持った文明人たちの要請に基づいて現地へ赴き、その地(惑星)での文明世界に実際に入ってその評価をしたり、当該領域を向上させる手伝いに従事しています。

 

本メッセージの直後には、『現代社会のスピリチュアルな真相』(スザンヌ・ワード著 ナチュラルスピリット)に掲載された、マシューから日本語を話す皆様への特別メッセージも引用させていただきました。

 

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 マシュー・ワード(Matthew Ward )

 

マシュー君のメッセージ (153) 2019年8月19日

 

”感情を学ぶ学校”としての地球、世界情勢への感情、ライトワーカーの助け、傲慢さに愛でつながる、動物たち、魂と進化と人類への重要性とビジョン

 

マシューです。この宇宙領域にいる全ての魂たちから心からのご挨拶をします。

 

僕たちは地球や他の混乱する世界に何度も転生して来ていますから、魂たちが過酷な試練に耐え忍ぶ姿を見ることがどんなに辛いか、またそれを引き起こしている状況に悲しみや嘆き、そして多分怒りを感じ得ないことはよくわかります。

 

その人々のほとんどは第3密度のカルマ経験を完了して第4密度世界にスピリチュアルと意識レベルで移行できるように、そのような経験を選んだのだと常に頭に入れておくのもなかなか難しいことです。

 

僕たちは、それが近くであろうとはるか遠くであろうと、それぞれの転生に無関心であることなど一瞬たりともありません。

 

地球は宇宙でも最も優れた“感情を学ぶ学校”の一つと知られています。なぜならそこでの転生は、たとえば喜びが人生のあらゆる側面を高めるといったことを学ぶ、限りないチャンスを与えてくれるからです。

 

欲望は軽蔑を産みますが、寛大さは与える人と受け取る人の心を高めます。思いやり、許し、感謝は心の宝物の本質です。笑いはハートを明るくします。怒りや嘘は深刻な結果を導きます。

 

自己愛と自己尊厳は他人を愛し敬うために必要です。

 

どうして僕たちがこのことを言っているのでしょう? それは地球のあらゆるものが加速状態にあるからです。それがあらゆる感情を増幅しています。そして他人の苦しい状況に感情的に引き込まれることはその人たちの窮状を引き起こしている状況を終わらせるわけではありません。それができるのは光のパワーだけです。

 

今世界の情勢がたくさんの人々の心に引き起こしている感情には光はありません。宇宙の引き寄せの法則は人々が望むものと望まないものとの区別はつけられません・・・それは人々が送り出すエネルギーに最も近いものを“宇宙のスープ“から引き寄せるのです。

 

愛する兄弟姉妹たち、あなたたちが送っている光がこの瞬間だけでなく、これまでもずっと地球の人々を目覚めさせ、世界の不正を正すことに献身している全ての人たちの努力を強化させるために欠かせないのはそれが理由だからです。

 

日毎に、あなたたちは人々が地球の未来を実現する助けをしているのです。それはあらゆる人々がその豊かさを分け与え、自然と調和した暮らしがある平和な世界・・・コンティニュウム(時空連続体)の中ではすでに満開に花開いている世界です。

 

聖マタイと天使

 

「世界中の人種的、宗教的、文化的な偏見が増大しているのは危険なことです。この憎しみと傲慢さがさらに拡大するのを防ぐのに私たちライトワーカーは何ができるでしょう?」

 

まず、いま明らかにされつつある政府、多国籍企業そしてそれらの支配する主要メディアの腐敗、嘘、欲について話しましょう。

 

あなたたちは、それらが何で構成されているかということよりも、巨大な非人間的な存在だと思いがちです・・・それらは何百万の異なる利害関係や考え、意見、信条、行動を持つ人たちで構成されています。集合的に、それらの何百万が地球の暮らしに影響を与えています・・・支配していると言ってもいいでしょう・・・闇の心を持つそれらの存在の指導者たちは除いて、全体としてどんなに無意識であったとしてもです。

 

そして、以前のメッセージの始めの部分をここにコピーしましょう。

 

ライトワーカー(光の使者)が気持ちを集中して、この地球文明社会の進化を速められるような、地球での生き方が特にありますかという質問が来ています。

 

計り知れないほど長い間、この惑星の文明社会人たちは、お互いと動物たちへの非人道的扱いによって退化していました。ですから、そのような態度や行為の反対・・・あらゆる生命への愛、優しさ、敬う心・・・が文明社会の進化にはなくてはならない道です。

 

さて、文明社会が進化すると、その世界もそれに応じて進化します。その逆も同じです。今あなたたちが言わばまさに目撃していることは、かつてスピリチュアルと意識とテクノロジーのレベルで高く進化していた地球の文明社会が退化し始めた主な理由です。

 

闇の勢力に操られた人間たちが、経験の浅い文明社会人たちのDNAを操作した時、彼らはあらゆるものが愛であり一つというワンネスの知識を排除し、“異なるもの“への恐れと憎しみを植え込みました。

 

あなたたちの時間で遥か昔、そのような魂たちの一部が地球に肉体転生して以来、世代から世代へそのような感情が植え込まれ大きく成長してきたのです。

 

ですから、傲慢さや憎しみが増大してきているのではありません。それらによってもたらされた出来事が世界の注目を浴びているのです。それによって、人々がその破壊性と偏見性に気づくことができるのです。

 

闇の人間たちが植え付けた肉体的欠陥は明るみに出されなければなりません。そうすることでそれがもたらした長年の傷が癒されるのです。そして癒しは始まっています・・・悲劇的な事件に直接巻き込まれたコミュニティの住人たちは愛でつながることで憎しみを克服しています。そして世界中の人々が彼らに加わっています。

 

ライトワーカーのあなたたちは世界変革の基盤である愛と光の存在であることで、ずっと癒しのプロセスを助けています。望むだけでは世界は変わりません・・・それは人々の内なる愛と光のパワーです。それが人々にとって役立つ変化を促し前進させるのです。

 

聖マタイ

 

「地球の動物たち、特にビジネスのために飼われている動物たちがどうなるのかどうぞ教えてください。彼らの苦しみはあまりにも大きく、彼らには全く罪はありません」

 

これはなぜ地球文明社会が退化し始めたかということと密接に関わっています。僕たちはしばしば動物たちについて話してきました。僕の母に以前のメッセージから一部の文章をここにコピーしてもらいました。

 

意識レベルの気づきが高まるにつれ、人々は人間の魂だけでなく、動物の魂も進化すること、そして動物たちも人間と同じ扱いと敬う心を受けるに値することを学ぶでしょう。

 

動物の中には・・・普通はペットになりますが・・・動物の肉体を経験することを選んだ人間の魂たちがいます。そのような場合でなくても、彼らには人間と同じ幅の感情や個性を持ち、欠けているのは如才なさや嘘、狡猾さといった後天的な形質だけです。

 

高級の動物種は人間と同じ愛の受け与えが必要です・・・多くの場合、彼らはそれを進んで忠実にします・・・低級の動物種でも世話をしてくれる人たちとつながりを築きます。

 

僕たちがそれぞれの魂は全て神の分身で、あらゆる魂たちは一つ(One)という時、そこには動物たちも含まれます。

 

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魂のレベルで動物たちは自分たちのためにある天使のような慈悲的なパワーを知っています。惨めな生き方をしているものたちでも天使のようなパワーで、苦しみを和らげたり、極めて過酷な肉体転生を終えることができます。

 

一部の天使は他よりも非常に多くの動物たちやより知的な動物たちを持って守っていますが、ある天使の責任が他よりも重要ということはありません。なぜなら、それらの動物たちの転生は全て宇宙の動物のエネルギーのバランスにとって意味があるからです。

 

天使たちは種の保存のためにそれぞれの動物たちに統一感をもたらしますが、動物たちに、あるいは動物種全体に残虐な人間たちを地球上から抹殺する権限はありません。

 

善意から活動している環境活動家たち・・・つまり、独善的な政治的、個人的、または経済的理由からではない・・・は、動物たちの天使によってその活動を支えられています。

 

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地球がアセンションコースにある70数年間に、光があなたたちの社会の意識を高めているので、地球のあらゆる生命のバランスに動物たちが重要な位置を占めていることが理解されてきています。

 

動物たちも人道的に尊厳と敬意を持って扱われる権利があると主張する一部の声が挙がってから、その主張に従っていくつかのグループが出来ました。数人の勇気ある人たちは荒野に暮らすことを思い立ち、特殊な動物種を観察し記録しました。このような初期の運動が、動物や野生種の生態系を守るミッションを持った今日の地域や国、そして国際的組織に成長して行ったのです。

 

その中には、傷ついたり、孤児になった野生動物のために保護区を設けたり拡大しているところもあれば、虐待された家畜のための保護施設や救助とリハビリテーションプログラムを運営しているところもあります。そしてたくさんの人々がこのような団体を経済的に支援しています。

 

食物用家畜が生き死んで行く非人道的環境への怒りがそのような施設での改善を余儀なくさせています。動物園は動物たちのために野生的環境を設けたり拡張しています。そして繁殖プログラムによって絶滅危惧種を救っています。

 

(この子を助けたいですか…?)

 

サーカスは動物たちを良心的に優しく扱ってほしいという声に応えています。国の法律で固有動物種の輸出は禁じられています。密猟禁止法の一部施行が密猟者たちに他の生計を見つける助けになっています。法律によってペットブリーダーはより厳しい条件を満たさなければなりません。

 

動物の行動、知性、コミュニケーションについての広範囲な研究が、それらの点であなたたちに似ていることを示しています。引き取れられるアニマルコンパニオンの数が増大しています。学校の生徒たちはペットの去勢の必要性や適切な健康管理や栄養について教育を受けています。

 

動物たちの心身の健康を求めるたくさんの請願書が出回っています・・・請願書に署名することだけでも光のストリーマーを送ることになります・・・捕食者被食者の関係であっても異種間の友情関係、そして人間と仲良くなろうとする野生動物まで写した映像や写真がインターネットに溢れています。

 

ありがとうございます、お母さん。あなたたちに、特に最後の文章に注意を向けてください。というのは、この何年間あなたたちからの動物たちに関する手紙はいつも彼らへの嘆きでいっぱいだったからです。

 

愛する魂たち、このメッセージの最初の方で僕たちが引き寄せの法則について言った言葉を思い出してください・・・彼らに起きている重要な前進にフォーカスしてください。僕たちがそのいくつかを最初に言及してからこの何年間で、動物たちの暮らしにさらに多くの良い変化が起きてきています。

 

これらの良い変化に感謝する気持ちを持つことで、あなたたちの波動エネルギーが高まるので、それがこのようなプログラムを拡大しあらゆる取り組みを進展させる助けになります。

 

 

ライオンやキリン、象、ロバ・・・飼育されていない全ての動物たち・・・がジャングル、森、砂漠、草原、原野、極地で、そして透明な水の中で海洋生物が輝く光の中にいる様を想像してみてください。

 

牧草地にいる牛や馬、農場から自由に走り回っている豚や鶏、愛でいっぱいの家庭で幸福に暮らしているアニマルコンパニオンを同じように想像してください。そうやって想像することがたくさんの光を産みます。

 

できれば、地域の動物愛護団体に参加し、あるいはそこや国、国際レベルのプロジェクトに経済的支援をしてください。確かにベジタリアンやビーガンを選ぶことも役立ちますが、一部の動物種は、良い暮らしと慈悲深い死と交換に食べ物をもたらすという魂レベルの合意を愛情から人間としていることを知ってください。

 

人々がこの合意を知りその役割を果たすように、絶えず強さを増している光が、動物たちを優しさと敬意と感謝を持って扱うことが人類の安寧に最も重要なファクターであるという気づきを世界中に高めているのです。

 

愛する兄弟姉妹たち、あなたたちが地球の人々を助けるために進んで旅たった世界に戻る時、あなたたちがどんなに一生懸命に、勇気を持って、着実にあなたたちのミッションをやり遂げたかわかるでしょう。

 

この宇宙にいる全ての光の存在たちがあなたたちの掛け替えのない役割りを褒め称え、無条件の愛のパワーでサポートしています。

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愛と平和を

 

スザンヌ・ワード著

原文:Matthew's Messages

 

訳文責:森田 玄

https://www.matthewbooks.com/august-18-2019/

http://moritagen.blogspot.com/2019/08/blog-post_26.html?m=1

 

 

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マシューです。日本語を話す皆さんすべてに、愛をこめてごあいさつします。

 

あなたたちは地球のこのかつてない時代に、今のあなたたちとして、今いる場所に生きることを選びました。なぜならあなたたちは、このスピリチュアルな再生と世界変容の稀有な時期に、あなたたちの惑星を救う心構えが十分整っているからです。

 

地球の有史以来、あなたたちの民族は高邁な文化と古(いにしえ)の叡智、そしてその究極の反対である、武力侵略とその破滅的な結末という両局面を経験してきました。

 

個々の魂として、あなたたちは、この世の過去世で、地球のもっとも暗い日々から立ち上がり、強靭な精神と卓越した民として甦りました。しかも軍事力を使わずに―――これは、数千年間、戦争精神だけが富と指導力を産んできた世界において、おどろくべき偉業です。

 

全体で、あなたたちは民族としての第三密度のカルマのバランスをとることを速やかに終え、地球がその本来のより高い惑星波動に戻る手伝いをしているところです。

 

そこでは人類の両極性とほかの闇は存在できません。あなたたちがほかの国々と平和的な相互関係を築くことからもたらされる光が、世界中を照らし、人々を向上させています。

 

この場にいる私たちは、あなたたち一人ひとり全員に愛と神の恵みと感謝を送ります。さらに、宇宙のあらゆる光の存在が、卓越したお手本であるあなたたちを歓迎しています―――平和、愛、ハーモニーに生きることが、地球とそこに生きとし生けるものを守るということを、あなたたちは証明しているからです。

 

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メッセージは以上となります。

 

訳者のあとがきで、「よりシンプルな暮らしと食で豊かに生きる智慧を世界に広げることが日本人の役割で、そのことにより平和と持続可能な地球を創造する」(292頁)とのマシューの言葉も添えられています。

 

メッセージにある第3密度、第4密度とは第3次元、第4次元の事ですが、物理的な次元を意味する場合はこの密度の方がより正確な表現になります。

 

精神の成熟度(魂の進化の度合い・心の美しさ)を次元で表した場合の地球の次元(魂の位階)については、このブログ記事の地球で生きるということについて その4:母なる地球 「マザーガイア」 パートⅠ 生命溢るるガイアの始まりの部分に記述していますのでご参照ください。

 

―――肉食の弊害の事は前回のブログに記しましたが、動物の生命(いのち)の尊厳に感応・共感できないうちは真の愛は分からず、ましてや意識の真の覚醒は覚束ないばかりかワンネスの何たるかについても悟ることはできないほどに精神的に未熟であると言えます。(ペットを可愛がるのとは次元が違うものです。)

 

また、人間の狩猟や密猟などで絶滅の憂き目に遭った沢山の動物種は、3次元人類が感知できない世界で今は平和に暮らしています。この事は、スターシードでありライトワーカーであれば本当は知っておくべき事実になりますから、上記同様に「マザーガイア」パートⅠ始めにある記事を以下に青字で再掲します。

 

ユニコーンやビッグフッドなどは地上の人間の危害から逃れる為に、神の深遠なる御配慮により3次元より少し上の波動振動数帯に移り住んでいますから、通常の人間には見ることができません。人間によって絶滅させられた動物種も同様ですから、人類の意識が高くなって動物達への愛と敬う心、全ての生命(いのち)の尊厳を理解できるようになれば再び一緒に住める平和な次元の高い地球(アセンション後の地球)になります。

 

狩猟や肉食をしているうちは(殺される動物の根源的悲しみ、苦しみ、痛みに感応できないならば)、このように地上の無慈悲な人間から逃れる為に人間には見えず感知できない周波数帯へ避難する―――人間には絶滅したように見えますが―――動物種の流れ(逃避行)は続きます。(今の3次元地球の現実が今後も続く世界です。)

 

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聖書の御言葉の神学的解釈  COLORS編

 

マシューが転生した聖マタイは、イエス様の大事な言行も記録しています。新約聖書にある「山上の垂訓(さんじょうのすいくん)」も「マタイによる福音書」第5章3節から第7章 27節の中で記されております。

 

「山上の垂訓」はこの宇宙の神によってイエス様を通して人類に伝えられた御教えあり、天国に入るに相応しい人としての資質が述べられていて、アセンションを望んでいる現人類にも必定のものとなっていますので、ここに記します。

 

1 心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。

 

2 悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。

 

3 柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。

 

4 義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。

 

5 憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける。

 

6 心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。

 

7 平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。

 

8 義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。

 

9 わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。

 

10 喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。

 

たとえば1の「心の貧しい人」とはどのような意味なのでしょうか? 勿論、金銭の多寡や損得の意味合いでの貧しさだけを意味しているのではない事はお気付きになっていると思います。

 

前回のブログ記事『❤動物の生命(いのち)の尊厳を理解し愛しましょう ❤』の中で、「天は謙虚さと傲慢さでも心の程度(精神の成熟度)を御判断されます。その人から出ている光で全て判ります。

 

素直さと謙虚さが無ければ、いかに知性が高く知識が豊富だとしても、真の気付きと悟りを経てのフルコンシャスネス(全覚醒)には至りません。」と書きましたように、心の貧しさとは素直さや謙虚さを逆説的に比喩した表現であり、その謙譲心は身なりや生活(生き方)を質素にしながら(生き方・あり方の質は光に向けて向上させます。)他者の幸せを願い奉仕する姿勢に表れます。

 

そしてこれらは、2の「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。」以下の垂訓にも全て通じているものです。

 

たとえば神(大いなる全て・創造主・宇宙)の御前(みまえ)において、神の無限の愛のうちに照らし出された3次元現世での「本当の自分の姿」(新生魂=自我)を知ることに起因する魂の悲嘆、小さき己の罪深さや心の汚れ、穢れを知り、恥じ、悔いる者は、それまでいかに自分が何も知らずにいたか、それでいて己を高しとして他を軽んじていたか―――神の御前では皆ドングリの背比べをしているようなものですから―――、「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」(他に広い世界のあることを知らずに、自分の周りの狭い範囲だけでものを考えている事のたとえ)である事を悟った時に、人は己の心の貧しき(この貧しさは真実を知らず本当の謙虚さを知らなかったことを含みます。)を実感し、真理と真実に素直になり謙虚になって己を省み悔い改めざるを得ないものです。

 

 

「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。」(『旧約聖書』「詩編」第126編5節)

 

「高く、あがめられて、永遠にいまし、その名を聖と唱えられる方がこう言われる。『わたしは、高く、聖なる所に住み、打ち砕かれて、へりくだる霊の人と共にあり。へりくだる霊の人に命を得させ、打ち砕かれた心の人に命を得させる。』」(同「イザヤ書」第57章15節)

 

聖なる神の眼で自己を観じた時の、その打ち砕かれた未熟な心に生じた根源的な悲しみは神の御心に適う悲しみ故に、天の御使い(天使である聖霊、スピリットガイド、ハイヤーセルフ=真我=合体霊)によって慰められ癒されるのです。

 

これは良心を内在する人の心の闇に対する忌避が根底に在り、そこから無限に注がれている神の慈愛に応えるべく将来に向けての、罪や悪行、自己本位の心根などを排除し行いを改める決心が生起します。

 

そして、人の人格(霊格)は個々の行いにおいて表現されるだけでなく、種々個別の選択を通してのその人の生き方、或いは生命体としての基本的姿勢や傾向性に現れてくるものです。

 

更に言うならば、「どのように生きるか」という根本的姿勢が個々の行為で表現されるのですから、それまでの生き方とその結果として生じた非を痛悔し生き方を改める決心の真実性は、ただ単にその後の人間的行為を評価して判断されるだけではなく、生の基本姿勢こそが注目されなければなりません。

 

つまり、諸行為はその人の人格などを表現するものですから、行為の善悪だけではなくその人自身のあり方と生き方、即ち「生の根本的な姿勢」(神との関係において、当然そう在るべきである正しき状態に保たれているか否か)が問われることになる為に、そのような行いを改める決心とその心の起点である真の痛悔とは相補性の関係にあって、どちらを欠いても光の子と成るべく再生(復活)を果たす為の要件を満たすことは出来なくなることが解ります。

 

ここまでは、現今の地球が向かっている5次元世界へ共にアセンション(次元上昇)したいと望む方にとって必須の、自分の内面的作業を行うメルクマール(指標)となる事柄です。

 

自己の内面的作業を通して自らの魂の真の解放と自由への飛翔を妨げているあらゆるネガティブなものを手離すこと、そうして意識の目覚め、覚醒、拡大を経ながら神聖なる高次の自己であるハイヤーセルフと合一して生きる事こそが、アセンション至る王道となります。

 

現在は1万2千年振りに訪れたアセンション特例期間ですから、自分次第で5次元以上へも一気に上昇できる稀有な時代になっています。

 

高次元(7次元以上)を目指される方の為に更なる深遠な部分を記すと、このように神の御前においてこれまでの自己の小ささ、或いは「モーセの十戒」※を犯している罪の悔悟と悲しみに暮れ、世の諸悪を嘆き悲しんで完全なる痛悔に至る人は、真実に神(真理)を求める人であり、(精進次第ですが)9次元の天使界へと上げられる資質をも有していると言う事ができます。

 

十戒 (じっかい)

 

1 わたしのほかに神があってはならない。

 

2 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。

 

3 主の日を心にとどめ、これを聖とせよ。

 

4 あなたの父母を敬え。

 

5 殺してはならない。

 

6 姦淫してはならない。

 

7 盗んではならない。

 

8 隣人に関して偽証してはならない。

 

9 隣人の妻を欲してはならない。

 

10 隣人の財産を欲してはならない。

 

そしてその心は自分の義ではなく神の義に頼んだ真の悔い改めとなる為に神の御心に適い、その悲しみの痛悔は霊的な救いによる現天上界神の義の実現によって慰められることとなるものです。(幸いなるものの成就)

 

 

ここから先は引き続き聖書からの引用に加えた高度な神学的解釈による天上の高次元存在にならんとされる方に必須の心の浄化と改心に関する解説文になりますから、読める方だけ進んでいただければと思います。(5年前の拙文を簡略化し抜粋しています。)

 

文中の「神」は、ここでは「大いなる全て、創造主、ソース」と置き換えても構いません。

(厳密な違いについては宇宙や神・大天使様方の起源に関する記事の機会に詳述する予定です。)

 

人間の本性には神(=宇宙真理、摂理)への根源的な性向性と善なるものへの志向性及び同調性が内在していますが、人は自らの心の深いレベルでそれらへの意志の自由な決断を自己の考えと責任において行うことが出来ます。

 

そして罪(或いは非)とはそれらの中の否定的選択の結果であり(倫理及び理性の矛盾)、神に背を向けて自分自身や世の被造物に向ける人格的かつ主観的な負の自己実現であって(自然法、超自然法及び永遠法の矛盾)、神の慈愛と自らの内なる神性への拒絶でもあります(神への背反及び背徳)。

 

このようにして個人の行為は、肯定的又は否定的な思考と決断による一つの因果関係の現れとして認識されますが、それらの意識的特性と選択の意志に係る根本的決断については、その人の価値基準――心の宝石(セルメス)――を何処に見出すかによって自ずと定まってくると言えましょう。

 

そしてそのような決断の結果として表れ出でたる罪については、大きく「内的な罪」(心の罪)と「外的な罪」(行為による罪)に区分されますが、全ての罪はまず人の心の内で犯されるものであって、普段の悪しき心構えが人格と霊格及び霊性に及ぼす性向やその蓄積から来る時々の意向によって生じます。

 

しかしながら悪い意向や欲求を持ちながらも実際には実行に移し得ない場合もあり、内心の想像上で為される悪事も確かに存在するのですが、想像上の悪もまた人と霊域を汚し、その悪心の粗い波動と負のエネルギーにより不浄域を作って闇に通じ、魔を引き寄せます。

 

また古来より主にカトリック教会において七つの枢要罪(罪源)として、傲慢(高慢)、嫉妬、憤怒、貪欲(強欲)、色欲(肉欲)、貪食(暴食)、怠慢が知られていますが、それらは人間の偽我に根ざす三つの傾向であるところの「肉の欲、目の欲、生活の奢(おご)り(持ち物の誇(こ)=物欲)」(『新約聖書』「ヨハネの手紙」第1 第2章16節参照)とも相通じるもので、この根深き心の闇間に巣食う此の世的欲望や偽我(エゴ)を全て捨て去るまでは、誰でも多かれ少なかれ神の御前においては罪人(つみびと)となり得るものです。

 

また、能力ある者が行動しないのも大きな罪であり、これは不作為により為すべきことをしない「怠りの罪」(怠慢)であって、その善なるを知り、やるべき道理(使命(ミッション))を弁えていながら自分の意志(自己都合)で怠って結果的に悪の助長に加担している大いなる罪となっています。(=自らを神に反する方向に向かう存在にしている罪。その原因が自己に起因するものが不作為である。)

 

スターシードは皆が、神の分身である処の高次元ハイヤーセルフ(合体霊)という一流の「能力」が宿っている存在であり、かつ、自分の意志で、諸悪と対峙して地球と人類のアセンションを助け、そして今以上の「能力」開発(=魂の進化)を前提に地球へ転生している神の子(天使予備軍候補)であることを忘れてはならないでしょう。

 

使徒パウロは、「神の国を継げない罪」があることを世人に告げて、次の如く諭しています。

 

「正しくない者が神の国を受け継がないことを、知らないのか。思い違いをしてはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、貪欲な者、酒に酔う者、人を悪く言う者、人の物を奪う者は、決して神の国を受け継ぐことができないのである。」(『新約聖書』「コリントの信徒への手紙」第1 第6章9~10節)

 

そして洗礼者ヨハネは、世人の行いと神の裁きについて述べています。

 

「光が世に来たのに、人々はその行いが悪いので、光よりも闇の方を好んだ。それが、もう裁きになっている。悪を行う者は皆、光を憎み、その行いが明るみに出されるのを恐れて、光の方に来ないからである。」(同「ヨハネによる福音書」第3章 19~20節)

 

人は、前述のような決断の結果として自らが犯した罪(非)に気付いて改心する場合に不可欠な「真の痛悔」(又は「完全な痛悔」)と行いを改める決心(神(善)への全面的回帰と自発的償いの精神など)を実際の行動と共に自我と人生そのものの在り方にまで昇華させ、神の恩恵による再生(復活)の法則に則った所謂「悔い改めにふさわしい実」を結ぶ(=改過遷善<かいかせんぜん:過ちを改め善に遷(うつ)る。>)ことで天の御国(高次元世界)の住人に相応しい魂となり、神の祝福を賜って真の自由と永福を得、共に聖なる光の道を歩むことが出来るようになって行きます。

 

この「悔い改め」は其々の罪や非、誤謬について個別に反省し悔い改めのときを作るものとは区別されます。つまりそれは、それまでの此の世的価値基準からの全面的な決別と現在から未来への生き方の全領域に係る神(真理)への方向転換を指していて、それは文字通りの全人格的な「再生(復活)」であり、自らの意志で全身全霊からの「新生」(生れ変わり)を為して本来の価値基準を取り戻したる〝真の悔い改め〟を意味しているものです。

 

悪魔(サタン)と闇の勢力の奸計に惑わされて宇宙の本質と霊性の真理を忘却し、光の道へ回帰する為の自浄能力をも失って、霊界の真相と真実も悟れない既成宗教においては、もはや今般の絶体絶命の危機に瀕している地球と世と荒廃し果てた人心を救うこと能(あた)わず、悪しきこれまでの魚座時代の力と物の法則の呪縛に囚われて此の世(の俗的価値観)に仕えているかの如き指導者、その他の偽我と我欲に溺れ真理と光を求めず悟れない人間の行く末は、近未来での大災害やポールシフト等危機襲来にも対処出来ず翻弄されるがままに呑み込まれて自然淘汰されるか、或いは現在続行中の最後の審判での罪の裁きによる神の権能の執行で超自然消滅されたり、自浄不可能の為にセントラルサンへ連行されて宇宙の塵と成り果てるかでありましょう。

 

 

既に時代は水瓶座の新黄金時代に移行している為に、大サタンの極陰波動に汚染されていた魚座時代までの悪しき全ての因習や慣習、無知蒙昧等に決別して、心ある者は宇宙の本義である形而上の神理世界で霊的にも覚醒し、次元上昇と共に人格・霊格・霊性・神性を向上させて繊細で気高いバイブレーションを自らで発振させて行くことが必須になっています。

 

この事実は人が気付こうとそうで無かろうと着実に進行している事実であり真理である故に、俗世の価値観を少しでも引き摺っている者の行く末は、暗澹たる終末思想そのものの如き希望の無い持続不可能な未来しか在り得ず、このまま混沌とした3次元世界を更に何千年とこの先体験し続けることになります。

 

肉体の死を経た霊魂は皆、天の門での厳正なるオートマジック(自動選別)のバリアフィルター(網目)を通過して天上界に帰還出来た清き霊魂だけが現行の合体善霊転生システムのサイクルに適合した天の構成員に成ることが可能となります。(そう成れない不純で汚れた偽我(ぎが)多き魂は、真理世界に不適格の烙印を押され淘汰されましょう。)

 

さすれば現在の地球人類(特に闇の勢力と同じ価値基準である自己奉仕に生きる人、偽我(ぎが:エゴ)の多き人、拝金主義者、物質主義者、宗教をビジネスにしているような既成宗教者・信者等)には、世俗的価値基準との決別と霊性及び神性の恢復を経て天上への招きに応えて自ら生まれ変わり―――神の御言葉に従って神理の存する天の道を全人格的に選択する―――、そうして神から授けられた十戒や山上の垂訓などに従って生きる方の光の道への選択肢しか残されていないのは自明の理ですし、それこそが宇宙の秩序と調和に融合し永遠の生命に至る為の唯一にして本来の光の道になります。

 

現在は上がるか落ちるかの二者択一しかない状況になっています。どっち着かずの中間はありません。

 

グレート・セントラルサンからの宇宙エネルギーも日毎に強まっていて全てを照らし二極化がどんどん進行している為に、善も悪も全て照らし出されて現象界(この世)では混沌や騒乱に拍車が掛かっているように(見掛け上は)見えています。

 

―――全て出し尽くすことで浄化され癒されて、次の新しく美しい光の黄金時代へと移行して行きます。人の内面も同じで、心に隠れているネガティブなものを出す度に浄化され癒されて、そこに新しく美しい新時代の高次エネルギーが入ってくる事になります。(内面の押し入れを片付けないと新しいものを入れるスペースもありません。今、各自の内面的作業が必要なゆえんです。)

 

今年の2019年から来年の2020年は、5次元へ向かう地球と現在の混乱している3次元地球との分かれ目が一層はっきりしてきて、自分がそのどちらへ行くかの最終決定をする時期になっています。

 

どちらも特に意識していないか、意識しても選んでいないか、或いは5次元世界を選んでもそれに見合う意識まで自ら上げていない場合は全て3次元世界を選んでいる事となって、今のこのような地球世界に引き続き存在する、つまり今のこの二元性の3次元物資世界がそのまま続いている中でこれからもずっと生きて行く事となります。

 

それ故、今はやる事をやるべき時であり、特に今年から気が付いて心身の浄化を始めたような人は既に出遅れていますから、もし今生でアセンションを目指すのであれば自由意志云々でマイペースに悠長な事を言っている時間も無い為、第一義的にやる事をやらなければならない時期になっています。

 

5次元行きの地球は意識の覚醒を経てアセンションする平和と安寧に満ちたポジティブ地球・人類の世界ですが、3次元に留まる地球・人類の世界ではこのままネガティブな騒乱と全世界的自然災害勃発の混乱などが続いて行く事になります。(自分がどちらの並行世界を選んだかは6年後の2025年頃にはっきり判るはずです。)

 

……今、これを読まれている皆様にとって最も急務なのは「心の浄化」(心のイヤシロチ化=自己の内面的作業)になります。

 

これなくしてアセンションはあり得ない事は、心の肝に銘ずるべきでしょう。