こんにちは。まるままです。
昔の話
当時中学生だった息子は中一の頃から学校を休みがちでした。
理由は複雑に絡み合い、これが改善されれば登校、オッケーというものではなく、
シンプルに自宅にいる方が居心地が良かったのだと思います。
ならば自宅の居心地を悪くしてやろう・・・と考えなくもなかったのですが、
学校にも家にも居場所がないのはどうかなと思いとどまりました。
大体、朝になると「気持ちが悪い」だの「お腹が痛い」だの「頭が痛い」が始まります。
今日は行ったな・・という日も油断大敵で「早退するので迎えに来てほしい」と学校から職場に電話がかかってきます。
息子の問題行動?に関して学校からの呼び出しもあったため、本人より母親の私のほうがよっぽど登校していた感じ(-_-;)
先生たちからは今思い返しても悔しい言葉をたくさん言われました
私も不勉強だったので、心のどこかに「先生の言うことは正しい。」「教師の言う事は絶対だ。」
と思っていたのだと思います。
今となっては真逆です
先生の言っていることが正しいなんてこれっぽっちも思ってないし、なんなら学校教育なんて奴隷製造機関だと思ってます。
結局のところ、従順で逆らわず言われたことをちゃんとやる子供が学校という集団にとっては優秀な子なのです。
みんなで同じことをしなけれはいけない。
時間通りに行動しなければいけない。
無意味な「規則」を守らなければいけない。
友達は多くなければいけない。
部活に入らなければいけない。
これら全てが息子には腑に落ちない事であり、重要なことではなかったのです。
なので宿題はやらない、忘れ物はする、ボーっとする。
男子とつるんで活発に行動するより、女子の悩み相談を受ける。
下手に正義感があるため大人までも敵に回してしまう・・・
発達障害と病名が付けばどんなに楽だったかと・・・
毎日、担任・副担任・学年主任の3人の先生たちから監視され私も呼び出され、
「どうして皆が出来ていることが出来ないの?」と責められ、(私も当時はそう思っていましたが・・・)
「そんなんじゃ、ろくな大人になれないよ!」と決めつけられ(じゃあどんな大人が立派なの?)
ついには「このままじゃ社会不適合者か犯罪者になりますよお母さん!」とまで言われました。
酷いですよね~
トラウマですよ
私も悩みました。
悩んだけれど、不勉強でした。
フリースクールや、枠にとらわれない学びの場など探せばよかった・・
心では息子に寄り添い理解しようとしていたけど、結局頭ではどうして普通にできないんだろうと思っていたのですから。
普通じゃなくていいんだよ。
変わってる子でいいんだよ。
皆と同じじゃなくていいんだよ。
出来なくたっていいんだよ。
なんでこう言ってあげられなかったんだろう・・・
卒業式が終わった日、同級生の女の子達から
「○○君のお陰で学校に来れてました。」
「○○君がいたから頑張れました。」
「○○君に相談に乗ってもらったの。」
と声をかけてもらいビックリ
でも、本当に嬉しかった
私の知らない息子の一面を垣間見ることが出来、それが誰かの心の支えになっていたなんて
優秀じゃなくていいんだよ。
有名にならなくてもいいんだよ。
何かを達成しなくてもいいんだよ。
価値のある人にならなくていいんだよ。
「ただ生きていく」ことに価値があるんだから。
そうですよね(*^-^*)