日陰者 樹齢50年… | 日陰者(風俗スタッフ物語)

日陰者(風俗スタッフ物語)

風俗業のスタッフ(日陰者)として生きてきた俺の経験をつづって行きます!
基本、俺の唯一尊敬出来た店長の
気まぐれでヤリっぱなし!でもとてつもない売り上げをキープしていた店長の話になると思います

朝は雪が膝くらい積もってて


キャタピラー4WDだけでの配送でしたが


昼過ぎにはキャタピラーだけでなく


タイヤの4WDも出発出来ました!


ほんで急遽無線が!


「倒れそうな木があって…」


本震で倒れへんかった木が


余震や雨で地盤が弱って、更に雪の重みで傾いた木が避難所にあると…


花咲中佐と行きました!


「楠か…」


高さが15メートルくらい


幹の太さが50センチ以上…


「樹齢50年以上やな…」


土に埋まってた根の1方がかなり盛り上がってて


逆に傾いてる…


花咲中佐、地下足袋に履き替えて


花咲爺さんモード!


傾いてるのに、腰道具や小型のチェンソーを持って


するする登って行きました!


上から徐々に枝から切って落とし


枝を切って落としたら、幹を切って落とし


俺と他のメンバーと3人で落とされた枝と幹を運んで


別のチェンソーで更に短く切って


それを繰り返して、気がつくと6、7メートルになってました!


それから一旦足場に使う為に、枝の根元を20センチくらい残して枝を全部切って


俺らはそれを運んで、また短く切ったら


もう日が暮れかけてて、花咲爺さん降りて来ました。


「残りは明日。

ユンボも持ってきて、抜根やね。」


根張りが強い楠…


それも樹齢50年以上の木が倒れそうになる…


自然の脅威を感じると同時に


根本から切り倒すか思ったら


ハーネスも高所作業車も無しに


チェンソー持って登って行った花咲爺さんに


脅威を感じました!


「根本から切り倒すんは、杉やヒノキくらいやね。

柱用に枝打ちして、幹が真っ直ぐに伸びた木やないと

根本から倒されへん。

枝が張って、幹がうねった木は

上から枝を落としながら、段々短くしてかな

危ないからね。」


明日はユンボを持って行って、抜根までする予定です!


オヤジが女将さんの山で、薪用の木を切った時は


手入れされて真っ直ぐ伸びた杉でした!


それも木の重心を考えて、風を考えて


倒す方向の障害物を考えて伐採!


オヤジ、花咲爺さんと気があったやろな…


樹齢50年以上の木を切った事もあって


少し寂しさを感じる1日でした…