チームが続々帰還してくる夕方すぎ
メシの用意も風呂の用意も出来てました。
寒さと雨に打たれて、帰って来ますから
風呂は熱めの湯を張り終えてました！
帰還して来たチームも、雨で3Dレーダーが使えへん事や
自衛隊や警察、消防が捜索中止したりの被災地もあり
グループも今日の捜索は成果ありませんでした。
到着してるバイクとバギーも、雨で活動出来ず
倉庫で静かに佇んでます。
ほんでみんなが帰還して来る時間に、アホが訪ねて来ました。
テレビで見た事ある女！
「飲み物わけてもらえませんか？」
「取材いいですか？」
少し離れた所に、テレビカメラ！
わきに抱えとるけど、たぶん隠し撮りしとる！
取材は別として、とりあえず皆中入り。
話聞くわ。
て言って会議室に入れて、お茶を出したった所で
帰還してた馬爺現れました。
他のメンバーに聞いたみたいです。
俺の横に座って、黙ってただにこやかに（笑）
怖いわ！（笑）
耳のイヤホンから
「カメラ動いてるね。
ハッキング完了。
データは全部取り込んだ。
いつでもSD焼けるよ（笑）
奴等のスマホも動いてる。
これもデータ取り込んで
いつでも焼ける（笑）」
指令車の秋葉原メンバーから（笑）
指令車から電磁波で、ピンポイントで電子機器を焼けます（笑）
「隠し撮りや盗聴はしてないよね？」
馬爺が優しく聞きました。
「はい！」
女アナウンサー。
「後で発覚したら、◯◯テレビかな？
訴えるし、それなりのペナルティー負ってもらうよ？」
男のスタッフの顔が引きつりました（笑）
てかよく見たら馬爺、抜けてた前歯がある！
「入れてん（笑）
おかん覚えとったみたいやわ（笑）
嫁はんに、自分がボケて折ってもたって言うてた。
それ聞いて、すぐに入れた（笑）」
おかあさんが楽しそうに笑うからと
前歯を入れてへんかった馬爺。
「歯が無いすデイ！（ハブア、ナイスデイ！）のネタが使われへんなったけど（笑）」
歯が無いすデイ！て…（笑）
呆れてたら、またイヤホンから
「社外相談役と連絡とれて、〇〇テレビ局の社長と通信繋がってる。」
俺はパソコンを開いて、秋葉原が抜いたデータを流しました。
「あら？ウチの入り口、あら？
少佐出て来た（笑）
こっちは、スマホの動画？
角度違うね？
あらこっちは姉ちゃんのスマホ？
少佐の鼻の穴、映っとる（笑）
これって隠し撮り？」
馬爺が言った瞬間
バチ、バチ、バチッ！
奴等のカメラとスマホから火花（笑）
全員固まりました（笑）
俺はマイクとスピーカーのスイッチ入れて
〇〇テレビの社長さん、見えとる？
パソコンのモニターにおっさん映りました（笑）
「社長！」
奴等青ざめました！
「おい、おっさん！
こいつらの隠し撮り、確認したのう！
どう責任取るんや？
キッチリ詰めるど？」
〇〇テレビ局の株主データを出しました。
社外相談役に六麓荘のスーパーセレブ、海外スーパーセレブ軍団のそれぞれの日本オフィス
全持ち株合わせたら16%（笑）
「この人らあ、知っとるよな？
ウチのグループ関係者や。
どう言う事か、わかるよな？
あんたの首が飛ぶ（笑）
まあ、それだけや終わらさへんけどな（笑）
おい、アナウンサーてイチビっとった姉ちゃん！
しゃべくりが仕事やねんから、なんぞ言うてみい（笑）
ほれ、ソコ！
カメラついとる！
ネットで生中継したるから、カメラに向かってテレビみたいに挨拶してみい！」
歯が入った馬爺、しゃべくりが素敵です（笑）
アナウンサーの姉ちゃん、固まって泣きそうな顔で、しゃべれません（笑）
スタッフ2人は必死でスマホ触ってますが
回路焼けてます（笑）
またイヤホンが
「奴等の乗って来た車、ガソリン入ってないね（笑）
あと2リッターしかないよ（笑）」
抜いたな？（笑）
リッター10キロとして、20キロ。
5キロほどで市街地ですが、みなさん避難してて無人やし、ガソリンスタンドは閉まってます（笑）
馬爺も聞いてました（笑）
「ワシらは一切取材は受けへん！
お前らの相手しとる暇はあらへん！」
て言った所で、大佐チーム帰還！
「アホなテレビ来とるて？
何しに来てんや！」
米兵連れて入って来ました（笑）
みんなわざわざ軍服に着替えとる（笑）
「少佐、熊本でワシら探ったテレビ局のアナウンサー、誰やった？」
△△局の⬜︎⬜︎です！
「見いひんなったな。
で？こいつらは？」
〇〇テレビの者です！モニターに社長が映ってます！
「総員、休め！」
「イエス・サーッ！」
ザッ！て音がして、米兵全員後ろに腕組んで
足を広げました！
怖いわっ！（笑）
大佐って、階級はめっちゃ上なんですよ。
横須賀基地の司令官が大佐階級ですからね。
タイタン大佐、所属と階級を伝えて
「我々を盗撮と言う事は、国際問題となるが？
このスパイ達は我々の軍法会議にかけて罪に問われる。
我が国へのスパイ行為は終身刑となり
あなたも我が軍で拘束、軍法会議となるが
承知の上でのスパイ行為か？」
社外相談役がテレビ局の社長に説明してました。
花咲爺さんも帰って来て
「△小隊、ただいま帰還しました！」
タイタン大佐に敬礼！（笑）
花咲爺さんも軍服…（笑）
「我々は極秘裏に日本支援に協力している。
極秘作戦と言う事である。
支援作戦遂行中の我が部隊、及び協力関係となる団体へのスパイ行為は
我が国への敵対行為として、反撃を許可されている！
それがどう言った事かわかるか？
我が国と日本が戦争に突入とすると言う事だ！」
「大袈裟な！」
ほざいたテレビ局のスタッフが、米兵に取り押さえられ、拘束されました（笑）
確かに大袈裟ですけどね（笑）
奴等の背中側の花咲爺さん中佐、顔がニヤけまくってます（笑）
女アナウンサー、足がガクガク震えて
顔が真っ青（笑）
「まあ、私も日系人だ。
日本へ救援に来て、日本と戦争をするつもりはない。
だが、スパイを無条件で帰す訳にはいかない！
スパイの雇い主の貴様もだ。
少尉、こいつらを拘束！
横須賀へ移送しろ！
軍法会議へかける！」
「イエス・サーッ！」
女アナウンサー、失神（笑）
テレビスタッフ、土下座！
「許して下さい！」
テレビ局の社長、固まってるだけで
まったく役立たず（笑）
「総員、注目！」
大佐（笑）
「これがかの有名な、ジャパニーズ・DOGEZAだ！
記念写真を許可する！」
「サンキュー・サーッ！」
みんな、土下座スタッフの横で笑顔で…（笑）
花咲爺さん、ずっと下向いて笑って…（笑）
「大佐。」
画面が割れて、村岡会長が映りました。
「ここは私の顔を立てて、穏便には出来ないか？
テレビ局とクルーには、私が絶対に責任を取らせて
二度と近寄らさない。
社長さん、あんたは責任をとるつもりはあるか？
無いなら大佐に彼らを渡すし
我々も御社の株主として黙っている訳にはいかない。
何より困るのはお宅だけじゃなく、政府もだ。
日本人が盗撮と言うスパイ行為をアメリカ軍人にしたんやからな。」
「盗撮は謝ります！
でもアメリカ軍がいるとは知らなかったんです！
本当です！」
「なめとんか！その盗撮自体が問題や！
こっちにはお前らの盗撮データと防犯カメラの映像がある！
裁判かネットに流すか、どっちがええ！
おおっ！
社長はんよう、テレビ局が盗撮や！
放送免許取り消しまで、徹底的にやったるど！」
アウトローで生きて来た人達のこんな時のアドリブと詰め方は
えげつない！
花咲爺さんは、まだ下向いて笑ってます（笑）
米兵達も花咲爺さん見て、芝居やと気付いてました（笑）
「私が社長として、全責任を負います。
どうしたらよろしいでしょうか？」
やっと口を開きましたが、下手打ちました…
「どうしたら？
己の社員が盗撮しといて、どうしたらええて？
居直っとんかい！
株全部売れ！
他の株主に盗撮情報流せ！
潰したる！」
村岡会長（笑）
「すぐに、すぐにそちらに伺わせて頂き
直接謝罪させて下さい！
どうか株主様には…
お願いします！」
「大佐、どうでしょう？
明日私と社長でそちらに伺わせて頂きます。
その場で直接謝罪を。
私の顔に免じてお願い出来ませんか？」
大佐、嫌丸出しの顔（笑）
村岡会長にこっちに来る大義名分与えてまいましたからね…（笑）
拒否する大義名分はあります。
輸送や移動の妨げになる！
でも、立場上アホ共をこのまま帰す事は出来ません…
「わかりました…
我々も日本と国際問題にしたくはない。
ですがこのスパイは、明日貴方達が来るまで拘束します。
逃亡の恐れがありますので。」
「逃げません！」
「誰がしゃべれ言うた！
黙っとれどアホ！」
村岡会長、ならず者全開です（笑）
「まあ逃げたら、米軍に追われるだけや（笑）
北か中国、ロシアに逃げるしかあらへんわな（笑）
逃げる手段があるかどうか、知らんけどな（笑）」
無いでしょうけど、馬爺が変…
ずっと口を、に〜っ！てして、歯を見せびらかしてますが
大佐も中佐も、不思議顔して気付いてへん…（笑）
でも女アナウンサー、テレビから消えるでしょうね（笑）
せめて自分のスマホで撮影してへんかったら助かったのに…（笑）
アホや（笑）
逃げても車のガソリンはあらへんし
真っ暗な被災地ですから、遭難するでしょうね。
でも遭難されたら、捜さなあかんのこっちやし…
男のクルーだけは拘束しました。
明日、村岡会長が来る…
大佐やみんなは輸送に出るからええけど
俺が対応せなあかん…
今でも毎日
「足らへんモンないか？」
「こんなモンあるけど、必要ないか？」
正直、石川も新潟も
物資が満タンなってます…
配送量より多い物資が届いてますから…
足りひんよりいいですけどね！
ほんでさっき、余震あって
起きる程の揺れちゃうのに
女アナウンサー、きゃーきゃーきゃーきゃー騒いで煩いし
みんな起きてもたし！
ホンマに迷惑！
地震でビビって騒ぐなら、被災地来るな！
言う話やし！
思ってたら、震度6！
思ってたより、かなりデカい地震！
パトロール班に避難所の安否確認に行ってもらう為に、指令車に乗ったら
夜勤メンバーが指令出してくれてました。
連絡待ちです。
大佐も指令車来ました。
4WDが全車エンジンかけたんが、指令車のモニターに出て
全員が緊急出動準備に入りました。
「震度6もあった？
まあ中佐がテレビの連中食堂に連れてったわ。
部屋におらせて地震にヤラれたら面倒やしな。
この拠点がヤバなったら、4駆乗せて出るで。」
腹立つ奴等ですが、人命最優先！
パトロール班は全車無事！
GPSに映る点が移動してます。
時々停まってるんで、安全確認しながら進んでるみたいです。
予備の物資も積んで出てますんで、避難所の安全確認して置いて来る思います。
パトロール班から、映像が続々送られて来ます！
さっきの地震で新しく家が潰れたり
道や斜面に変化があらへんか
送られて来た映像から、前に撮影された画像と比べて、即座に結果がでます！
新しく崩れた家屋、割れたアスファルト、崩れる可能性のある地点が
即座に別のモニターに映ります！
秋葉原メンバーも起きて指令車にいて
画像と座標を関係各所との共有ホルダに入れてます！
でもピックアップされる画像が少ない。
でも明日天気荒れるらしいから、警戒は必要！
「パトロール隊！現在の予備物資は
すべて担当各避難所へ！
明日、道路状況によって通行止めが発生すれば
支援や物資輸送に影響が出ます！
天候次第ですが、ドローンも無理かもしれません！
皆さんも危険であれば、安全を確保し夜明けを待って下さい！
定時連絡は60分に短縮！
定時連絡が入らない、またはGPS消失した場合、即座に救援隊出発します！
自分の命を最優先にして下さい！」
夜勤の指令者が通達したら、即座に返事が来ました。
今日は寝れそうにありません…
大佐はメンバー全員に
「先程の余震、震源地は震度6！
各班、A.B2チームに分かれ
Aチームは2時間仮眠！
Bチームは緊急出動待機！
2時間で交代し、明朝イチマルマルマルまでこの命令は有効！
倉庫班、緊急出動に向け
ミリメシ（戦闘糧食、おにぎり、スープ）準備！
避難者、負傷者受け入れ準備！
会議室へベッドを設置し、医務室へ変更！
かかれ！」
詳しい情報わかるまで
緊張が続きそうです。