hide and seek -3ページ目

第五話 部活勧誘

ガラガラ

「はよっす」「うぃっす」「おはよー」



教室に入るたびに自分に向けられるそれぞれの挨拶に一つ一つ答えて自分の席に着く。

高校入学からはや1週間。男子にいたってはクラスの大半と会話をするような仲になった。

女子とは・・・まあ後ほどね。

俺「はよっす」

たっちゃん&髭&たぬ「はよ」

俺はいつものグループの和の中に入っていく。

「髭「たぬ」「たっちゃん

それに加えて俺

なぜか知らないがこの4人でつるむことが多くなった。

そこでは本当にたわいもない話ばかりしかしていなかったがなぜか居心地はよかった。



・・・昼休み

いつものようにいつものメンツで昼食をとろうとしたが、少しいつもと違うことが起こる。

「はーい新入生のみなさん!!」


・・・は?

その声を筆頭にたくさんのやかましい声が教室中に響きわたる。


部活勧誘


この時期の代名詞ともいえるイベントだが・・・

うっさい。今昼休み=飯時。黙ろうよ。

こんな激しいとは思ってなかった。

早速声をかけられてるのはたっちゃん。

先輩♀1「君が達也くん?入る部活とか決めた?」



たっちゃん「あ・・・はい。えっと・・・まだ決めていませんけど」



先輩♀2「じゃあバレー部に入って!!噂は聞いてるよ!!お願い!!」



たっちゃん「いや・・・他のもいろいろ見てみたいんで・・・」



先輩♀1「見学だけでもいいから!!」



たっちゃん「はい・・・わかりました」



先輩♀1&2「それじゃあ待ってるから!!」



バレー部のマネージャーと思われる先輩に言い寄られるたっちゃん。

べ・・・別に羨ましいなんて思ってないんだからね!!

・・・すいません大変羨ましいです。

ウチの中学のバレー部は県内でもベスト4に入る強豪校だった。

たっちゃんはそこでずっとレギュラーだった。

たっちゃん曰く

「部員少なかったしそもそも競技人口少ないから」

らしいがそれでも凄いことに変わりはない。

対して俺は

先輩♂「部活何入るん?」

俺「いや特に決めてないです」

先輩♂「じゃあ野球部よろしく」

こんな会話×4(部活名は変わる)

・・・

その日の昼飯は少ししょっぱかった。



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第四話 初日終了

俺「で、どうだった?」



たっちゃん「とりあえず前の席の奴と仲良くなったかな。結構おもしれえよ」




俺「へえ。明日絡んでみるかな」



たっちゃん「そっちは?」



俺「周辺の奴と適当に」



たっちゃん「凛の周り男ばっかだもんな。いいよな~絡みやすそうで」



俺「今だけだって(笑)そのうちむさくなるよ」



たっちゃん「まあそうだろうけどさ~俺の周り男1人しかいねえんだもん」



なんて感じで今日の報告をお互い言い合う帰り道。

たっちゃんとは使ってる駅が違うので途中でたっちゃんと別れて1人で家路に着く。

今年のクラスは当たりかな。うんなんとなくだけど。雰囲気があったかい。わりと楽しくやれそうだわ。

なんてことを考えてたら家に着いた。

鞄を床に放り投げ、そのままベットにダイブ。疲れているという意識はなかったけれど、どうやら体のほうはもう休みたいらしい。寝るか。晩飯前に起きて・・・飯食って・・・風呂はいって・・・宿題でも・・・






高校生活1日目。平凡に。ただ淡々と。




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第三話 1-D

???「は~い席着いて」



チャイムが鳴り終わった後すぐに扉が開き、いかにも優しそうな風貌をした1人の中年男性が教室に入ってきた。



???「こんにちは。今日からこのクラスの担任を務めます谷澤といいます。」



ホッとしたというのが正直な感想だった。

あんまり厳しい先生だと反発したくなるんだよね。性格的に。



谷澤「それじゃあ最初だから自己紹介をしてもらおうか。出席番号1番からどうぞ」



みんなの「え~」という声のが教室に響き渡る。まあそりゃね。俺も嫌だよ。

たっちゃんは頭を抱えながら必死で考えている。たっちゃんの出席番号は3番。

ドンマイと心の中で思いつつも何を言おうか考える。俺の出席番号は19番。まだまだ余裕。



たっちゃん「えっと・・・達也です。部活は軽音に入ろうかと思ってます。1年間よろしくお願いします。」



おもしろくね~と思いつつも実際自分もあんな感じになるんだろうな~とか思ってたらもう自分の番。はえーよ。



俺「はじまめして凛と言います。部活はまだ決めていませんが運動系に入ろうかと考えています。よろしく。」



こっちを見てニヤニヤしているたっちゃんを「うるせ~よ」と口パクであしらって座る。実際たっちゃんは何も言ってないけどね。



そんなこんなで自己紹介タイムが終わったところで1時間目終了。

残念なことに2時間目からは即行で授業が入っている。さすが進学校。

たっちゃんの方に行こうかとも思ったけど、幸いなことに(?)周りが男子ばかりだったのでこの辺でコミュニティを広げとくか、ってことで席の前後の奴と会話。さらに幸いなことに自分の周りにクラスの中心になりそうな雰囲気を持った奴が集まっていた。わかるでしょ?そういうのって。

そういう奴らともある程度仲良くなっとくかってことで会話に入ってく。



キーンコーンカーンコーン



まあ最初の休み時間だったらこんなもんでしょ。

その日の授業は概要みたいな感じでほとんど進まなかった。



・・・放課後





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