「所詮、技術は手段に過ぎない」。
そう自覚してから、より一層目的や志を見据えて言動を改めるようになった私。
それにより、他にも考え方を改めた点があります。
それは、他人の失敗を馬鹿にしなくなったという事です。
もちろん私自身、馬鹿にするような発言をあからさまに行ってきた訳ではありません。
しかし、内心馬鹿にしていた心がありました。
なにせ、技術に囚われ過ぎていた私は、周りが技術やスキルが優秀な人ばかりだったため、
劣等感にさいなまれていたのも手伝っていたのでしょう。
何でも良いから人より上に立ちたい。
そんな思いがいつも自分を巣食っていました。
今日もデッサンの授業中、
クラスの誰かがモデルになって5~10分でデッサンする、という訓練があったのですが、
アナログで絵を描く、それも時間制限ありとなると、
苦手な人はそれがモロに出てしまうもので。
“人じゃない、○○やん!”みたいな事を言われ、笑われている人が何人かいました。
その対象となっている人は、いわゆるクラス内の弄られキャラといった感じで、
特に笑われた事にいつもの事といった感じで、
特に気にしている様子ではありませんでしたが……
それでも私は、笑いませんでした。
というか、笑う気にならなかった、といった方が正しいのかもしれません。
確かに今は、馬鹿にされるほど酷い技術なのかもしれません。
しかし、5年後、10年後となった時にはどうなっているか分かりません。
もしかしたら、逆に笑われる立場に立たされているかもしれません。
実は周りからは馬鹿にされるような出来栄えでも、
本人からしたら将来の目的・志に向けて前進しているのかもしれません。
そんな目の前だけしか見ずに馬鹿にするのは、早計ではないでしょうか。
逆に言えば。
他人を簡単に馬鹿にすることができる人の多くは、
目的・志を持たない人なのかもしれません。
続きはまた。
