本物って何だろう
いつまで考えても理解らないんだ

誰か知っているのか
正しいもの教えてくれよ
膨らんで割れてしまう前に

なぁ
進んでいく為には足がないといけない
そうだろう
僕には明日でも与えられない

難しい地図が幾ら進化しても
それは難しいままだった
こんなにも鮮やかに写るのに
僕には処理する脳がない

だから太さに欠けている
全てを齎らした僕の身

どうか殺生を
人は
嬉々たるものは
笑顔と共に消え流れゆく。

人は
悲々たるものは
脳裏に焼きつき離れない。

あるいは
底の貝殻に埋め込まれている。



人は
良いように作られている
濡れた窓、見つめ
水滴、見送る

貴方には釣り合わないこと
既に分かっていたね

涙なんて忘れてしまったわ
博士なのは誰
永久は約束を破った


三面鏡、見つめ
ワイングラス、見送る

死んだ眼に
ルージュは似合わないね

過去が色褪せるまでもないわ
白紙な二人の想い出は何ひとつない


咎められない
縁切っちゃっていい?
ウインドーに映る見窄らしい私


壁に寄りかかって
窓に指でなぞるのも理由はない

死んだ眼に
ルージュは似合わないね

涙なんて忘れてしまったわ
薄志なのは誰
永久は約束を破った
あの頃の皆はどうして、
あんなにもあたしを持て囃したのか。

素人は玄人に委ね勤しむけれど
あたしには哀れ惜しむものだわ。

浮いていたのは、
後先が分かっていたから?
それとも
苦労を悩んでしまいたいから?


有為転変なんて儚いんでしょう。


一時的の歓びなんて要らない。
だって最後には歓びのことなんて
忘れて居るんだから。


笑顔は時が捨ててしまって
詰まり勘が当たったんだね。

空々しい野次馬なんてこんなものか。

消えていくと分かっていて
何故それほどにも笑う?
特に感情も無いのに
何故そうやって迄も楽しむ?


不器用で疎いあたしと
狡賢い疎々しい君たちの
違いを教えてほしい。

そりゃあ、
あたしは豪い人ぢゃあないけど
忌々しい心が黙らないから。


円らな瞳が見つめているのは
確かにあたしの方なんだけれど
正しいとは誰も決められないのよ。

静かな夢は勝手に進めばいい。
長閑な世界も其れで善いけど
空白の夜だけは厭なの。


尖りが失敗せずに、
孔雀の顔して縛る。
光は見えない眩しさで
金髪が殴って縛りつける。


恐怖が達しすぎて
まばゆい眩暈へと化する。



もう誰も何も信じない。

冬のマシマロが舞い降りてきた。
空は案の定、青い侭。

花魁が似合う。
どんな模様の傘がよろしい?


三味線をひく魔女も今日だけは
白鯨に、
白い砂に、
白虎に、
全てシロに生られよう。


研ぎ澄まされた甘い飴を
とろけるくらいに架け流すよ。

だって今夜は、洋菓子日和。


今晩のライトは
月明かりより眩しい、
白い天使に任せて。