サワラちゃん

新・サワラちゃんの
叔父さん、叔母さんの
宇宙・素粒子 物理学入門
013
NHK ゼロ戦
<ゼロ戦は所沢市にある県営の所沢航空発祥記念館が日本の航空技術をテーマにした特別展にあわせて、アメリカ・カリフォルニア州にある航空博物館から借り受けて展示しています>
皆さんもご存知の旧日本海軍・零式艦上戦闘機。 開戦当時は圧倒的性能と操縦士の錬度の高さでアメリカ軍を圧倒していて、アメリカ軍の内規で「零戦に立ち向かうときは、自軍の戦闘機は2機で戦闘すべし」と命令されていたとか。
ゼロ戦
墜落した零戦を徹底的に研究し、自軍の飛行機の性能向上に努めたのですが、終戦までドイツの戦闘機には遠く及ばなかった。当時、ドイツはジェット機が出来ていて時速1000kmを突破。アメリカはやっとこすっとこ時速800km。日本もドイツの技術で「秋水」が出来て、フライト飛行もしたのですが、油の給油系統のパイプの不備で失速。残念ながらそれで終わりました。
幸いだったのか、不幸だったのかは歴史の判断だが、原子爆弾の開発も飛行機の性能も僅差であったという事は、決して忘れてはいけない。「勝てば官軍」で戦後ケチョンケチョンに言われているが、もしそれが本当であれば、戦後の繊維、電化製品、自動車でアメリカと経済戦争を起こし、アメリカに勝てるわけはない。
基礎的インフラ(産業構造)がしっかりしているからである。今でも製品の性能は日本が全体的に世界最高である。歴史を正確に事実に基づいて見なければならない。TV,新聞の表面的情報に騙されてはいけません。
古典物理学の最後の輝き・・物理学史
ノーベル生理医学賞受賞・山中教授
古典論と新現象の葛藤-002
主な古典物理学者の紹介とその特徴
ローレンツやレーリー卿、トムソンなども古典物理学者の特長として、物理学全分野に通じており、理論的研究にも実験的手腕にも優れていたそうです。現在のように専門化が甚だしいため、分野が違うと素人並になってしまうような現象が出てくるようです。
ヘンドリック・ローレンツ
理論分野と実験分野の分化もハッキリしています。たとえば、素粒子物理学を取ってみても、研究室に籠って研究を続ける方も居れば、巨大な実験装置の前で身体を動かして、データなどの分析に明け暮れている方たちもありますね。
寺田虎彦(1878~1935)は科学者の持つべき3要素として、
寺田虎彦
* 寺田虎彦 日本の物理学者。随筆作家で特に有名。「天災は忘れた頃に遣って来る」など。 ノーベル賞を受賞する研究の成果を上げたが、欧州のとの時間のタイミングが悪く、惜しくも受賞を逃した。
1- 直観力(科学の出発点) 2-数理的分析能力(理論) 3-現象を帰納する能力(実験)・・・を上げているそうです。そして、その三つとも備えていた科学者として<ヘルムホルツ>、<*ケルビン>、<レイノルズ>の名を記しているそうです。
「彼らは古典物理学から量子論への時代へと変遷した時代に現れた科学者でした。そして、現代の物理学者は古典物理学の偉大さを認めはするが、結局量子論の勝利を称揚して、彼らを無視するのが常となっている」と池内教授は語っております。
* ケルビン・・絶対零度 K ―273.16℃の名称で有名です。
次回からは6人の主な古典物理学者の仕事と業績をご紹介します。
特集・002 宇宙文明について(ミチオ・カク・・「超空間」)
第零型文明「ウランの障壁」-考える!-002
先回、ウランの障壁-考えると!という題名が出てきましたので、不思議に思った方もあると思います。それは現在の総選挙の中に出てくる「原発廃止」にも関係しておりますが、、実際はもっと大きなスケールの宇宙文明について、NY州立大学のミチオ・カク(加來 道夫)教授の著した「超空間」の中の<ウランの障壁」>について書きたかったのです。
ミチオ・カク
* ミチオ カク(加来 道夫)は日系アメリカ人(3世)の理論物理学者、作家。専門は素粒子論、とくに超弦理論。 ハーバード大学・・カリフォルニア大バークレー校・・ニューヨーク市大教授。
教授はこの本の中で、宇宙文明の発展段階ということを述べております。・・・・・「人間社会は氷河期の終結までは一人当たり1馬力のエネルギーを取得できるようになり、数百年前の産業革命の頃になって、10~100馬力のエネルギーを獲得できるようになった。19世紀末になると電磁力を制御出来るようになると、さらに取得できるエネルギーは拡大し、そして、核力の発見(核分裂反応の制御)によって、化学反応のエネルギーの電子ボルト・Vを核分裂や核融合のエネルギーの発見により一挙に1MV(100万電子V)の世界に突入させることが出来るようになった」・・・・
上記の1MVの世界を達成するのに僅か50年余りで、幾何級数的な上昇を見せていることが解ります。その上で教授は未来の地球の文明の発展段階を述べ、その中でもっとも危険な「ウランの障壁」 について警告を発しております。
参考までに教授の未来の発展段階の文明を書いてみましょう。
<旧ソ連の宇宙物理学者ニコライ・カルダシェフの未来文明>を参照して
01-第1型文明 ・ 02-第2型文明 ・ 03-第3型文明
第1型文明・・一つの惑星全体のエネルギーを支配する文明。気象を管理し、地震を防止し、近くの奥深くから金属を採掘し、海洋から食料を収穫することが出来る。自分の属する星系の探査は終了している。
第2型文明・・恒星(太陽)そのものの力を支配する文明。恒星のエネルギーを受動的に利用するだけでなく、太陽を採掘する。この文明が必要とするエネルギーは莫大であるため、太陽の力を直接消費して機械を動かすことになる。この段階に入ると近くの星系の植民地化が始まる。
第3型文明・・銀河全体のエネルギーを支配する文明、動力源として何十億の恒星のエネルギーを利用する。恐らくアインシュタインの方程式には既に熟達しており、思いのままに時空を操ることが出来る。
以上から、カク・ミチオ教授はこれらの文明を
第1型文明・惑星の力 第2型文明・恒星の力 第3型文明・銀河の力というようにエネルギーの供給源という物理学の法則によって合理的に理解できるとしている。このことから、現在の我々の文明はその前段階、つまり、第零型文明にあるに過ぎないと指摘しているのです。
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現在最高のエネルギーは核融合であり、これも水素爆弾によって取り出しているのに過ぎなく、このレベルのエネルギーを利用するまでには、まだ至っていません。核融合反応はまだ研究段階なのです。ウランの核分裂反応を制御して、原子力発電を行う段階に達しました。しかしながら、完全に制御できず、先回のように地震の災害によって、大気を汚染し、今や日本中の大問題になっております。
次回は「ウランの障壁」について詳細に書いてみたいと思います。