ひさしぶりに吸い込んだ毒に
かわいた咳をして
懐かしい眩暈に酔いしれる。
日曜日の深い時間。
やわらかくなれ。
あしたのじぶん。
いとおしくあれ。
あしたのじかん。
そう願いながら、白い壁に漂う煙を
儀式のように眺めている。
ミルクティ色の羽織を纏ったルームメイトが
とろけるような甘い声で刻を告げているよう。
あしたも早いんだ、
はやく床につかなくちゃ。
あたしの【あした】はもう始まっているの。
そう返事をして、ゆっくり席を立つ、
ほんとうは【あした】なんて【きょう】にならないと始まらないこと
あのこはしってると思うんだけど。
そんな理屈をうらぶいて
【あした】へ堕ちていく。

