新型コロナウイルス(COVID-19)が流行して半年が経過する。
その間売り上げや企業業績が伸びた会社と、そうでない上場企業とに分かれてきた。
災い転じて福と成す。前向きな企業は、半期売り上げも好調に伸びている。
一例を列挙すると、これは巣篭りとかリモート関連の大手「ソフトバンク(9984)、富士通(6702)」と「出前館(2484)、宅配の「丸輪運輸機関(9090)」、そして「日本電産(6594)が手堅く顕著に業績をあげている。
一時は好調だった「LINE(3938)は10月メドにZHD傘下」に、ヤフーから名を変えた好調のZホールディングス(4689)がLINEも喰うのか……」
さて弊ブログ5月29日号「アフター・コロナに向けて」で予想しておいた企業がどうなっているか。
『悪いことばかりではない、逆にこの苦難を特需チャンスに変える企業もあって然るべき。
たとえば「アビガン」の富士フィルムや対コロナ医療機器のテルモ、生活品のユニチャーム、それにテレワークで、富士通やソフトバンクなどといった籠城関連必需用品も考えられる。
あと、出前やテイクアウト、宅配なども好調に売り上げを伸ばしているようだ。
沈む夕日もあれば、昇る朝日もある。』……たしかそう記述しておいたが、果たして9月2日現在どうなっているか、検証してみよう。
コロナ特効薬アビガンの富士フイルムHD(4901)……これは横ばいで余り変わりない。政府が外国の製薬会社2社と契約したからか。
コロナ関連の医療機器ECMOのテルモ(4543)……これはどうか。波がありながらも順調に右肩上がり。
検温サーモメーターの「日本アビオニクス(6946)」は一時上昇したがここにきて一服感。
生活用品のユニチャーム(8113)……これは上げどまりか、最近は停滞気味だ。新製品の開発待ちか。
富士通(6702)やソフトバンク(9984)は予想通り手堅く右肩上がりを続けている。
そのほか、こういう社会情勢なので、過去の例からも倒産する中小企業も出てくると見られ、「日本M&Aセンター(2127)」というM&A仲介業もマインド保険代わりにと注目。
そのほか小幅ながら好調なのが、「東映アニメ(4816)」やロボットのモーターなどで日本経済の牽引役、「日本電産(6594)」は相変わらず順調。。生活関連の「ライフコーポレーション(8194)は順調に伸びていたが、野菜仕入が困難か、ここへきてやや一服感か。丸和運輸機関(9090)も同じく一服。
「日本空港ビルデング(9706)、これは原状復帰のV字回復。新管制タワー完成要因か。
こうして観てくると業績好調持続しそうな企業が絞れらてくる。
ヒントはこれまでの業績とこれから秋、冬場の売れ行き内需関連、医療関連にあるのではないかと診ている次第。
この中から絶対これは買いだと思ったら徹底的に調査、研究してタイミングを見計らって適時、適宜ご自身で判断して進めてください。
前向きに。 (吟)