今回は江戸時代の五街道の一つ中山道をウォーキングしてみた。
中山道は江戸時代に正式名称とされ中仙道は通称、俗称として使われてきたようだ。
今ではいわゆる国道17号線が東京ー新潟県を結ぶ内陸縦断道に対して中山道は江戸から群馬、信濃、木曽路を抜けて京へ至る裏東海道、いや内陸の動脈でもあった。
そこにはその時代の風情をしのばせるいくつかのエピソードも残っている。
たとえば板橋区の区名の由来とか、縁切榎や縁結びのケヤキなど……。
先ず順を追って経緯から紹介していこう。
今回の催しはTOKYOウォーク2016<第2回>北・板橋エリアで7月9日雨天のなか決行された。
めいめいの出で立ちは、雨傘、合羽、ポンチョ等様々でJR浮間舟渡からAコース20kmウォーキングが始まった。
雨天で折角の視界もご覧の画像の通り鮮明でないから写真を撮るのは控えて今回は趣向を変えて言葉で表現しようと思う。
コースから紹介すると浮間公園(9:45スタート)~(中山道17号)~志村~板橋~滝野川~飛鳥山公園~王子(北本通り)~志茂~赤羽~浮間公園(13:10ゴール)
で、大会のHP ではAコース/中山道やルート2020トレセン通り、赤羽スポーツの森公園、飛鳥山公園や荒川を巡るぐるっと城北コースとなっている。
見どころは旧古河庭園 や渋沢資料館、飛鳥山公園や板橋、縁切榎など。
上記前者3点は今度天気のいい日に行きたい。
で、後者2点はここで取り上げたい。
コースに沿って歩いて行けば行くと、なんだか不思議な空間が現出した。霊験とでもいうのか信仰のシンボルのような囲いと幟と板橋区教育委員会の高札。
「江戸時代から、中山道板橋宿の名所として広く知られており、男女の悪縁を切りたい時や断酒を願う時に、榎の樹皮を削ぎ取り、煎じて密かに相手に飲ませると願いが成就するとされていました。近代以降は、難病や悪縁を切り、転じて良縁を結ぶという信仰が広がり、現在も訪れる人が絶えません」。
そして、また雨の中行くが行くと(この表現は松谷みよ子さんの童話にありましたね)、今度は何やら古いような新しいような橋が見えてきました。
どうやら板橋区の由来といわれる板の橋をコンクリで再現したようです。
そしてそこにも板橋区教育委員会の高札が。
東京は面白いですね到る所に歴史、文化の足跡が見えてきます。
つひ想像が拡がってしまうじゃあないか。
さて今回第2回大会はこんなところでお開きにしてもいいかな。