前回③のつづき~藤沢周平~から・・・・・・ではなかった佃大橋からでした。
藤沢周平さんの教え子に対する愛情のように繊細で優しい表現を心掛けて綴っていきたいと思っています。
さて佃大橋。まあなんと河幅の広い、まるで揚子江のよう。(それはちょっとオーバーである)
橋の端下を巾12メートルほどの平型運搬船が道交法と逆にキープライトで海の方に下っていく。
動力船航行時の灯火規定もあったかな。たしか右舷にグリーン、左舷にレッドの航行灯。
航空機も右翼が緑色、左翼が赤色で尾翼は白色と国際法で決まっているようだ。
道交法のように航行レーンが線引きされていないからでしょうが、そこには想像を掻き立てられるカギがありますね。
そう、大航海時代、日本から使節団が欧米に船で渡ったり、また長崎、神戸、横浜に外国船が入港したり、今のバイキング料理の起源である海賊のバイキングのおはなしなども。
ピーターパンやティンカーベル、クック船長が活躍するパイレーツ・ストーリーもわくわくどきどきしたものです。
虚構に夢という生の真実を与えていますね。
勿論今のソマリア海賊とは一線を画すようですし、日本でも瀬戸内海に海賊がいましたね。
村上水軍といって戦国時代頃、毛利方兵站の一部を請け負った来島水軍など一族の結束は甲賀、伊賀、などの忍者集団と並び称せられるほど時の執権から一目置かれる存在であった。
操法などは門外不出で一族の中で選び抜きんでた者だけが、「頭」として皆を引っ張っていったのでしょうね。 あとで参考文献を調べてみよう。
そんなことを思考しているうちに佃大橋を渡り切って、矢印にしたがい階段を下り清澄通りを左折、越中島公園。
そしてもんなか(門前仲町)富岡八幡宮の門前。いわゆる深川の八幡様として下町っ子の信仰を集めている。
一般的に場所を探す地図を見る中で、あまり経年(新旧)変化がない。つまり古今の地図に残っている基点となるのが神社仏閣なのであたりをつけやすい。
ここの八幡様は1627年建立だから、400年弱。8月の深川八幡祭りは江戸三大祭りの一つ。と手持ちのマップにはある。
さて、この地図でいくとそろそろチェックポイントの木場公園らしい。
この辺もマンションなど住宅街。そういえば佃大橋の歩道を三人乗りのママチャリで通って行った親子はこの辺のマンションだったのかな。
なるほど公園の中ほどにチェックポイントがあるのか。
コース設定も年季の入った段取り。
芝生の広い公園を北北東に進路をとって。 てくてく、ぽくぽく、ぱかぱか・・・・・・
馬ではないのでぱかぱかと擬音効果は余計だが、お日様がぽかぽかを強調してみた。
そうして行けども行けどもチェックのポイントは見えないなあと焦りかけてきたところに、緑の若いおばさんが、私の胸のゼッケンを見たのか、メゾソプラノの若いとおる声で「チェックを受けてくださぁ~い」と。
So, I said"How can I do ?" 「で、わたしはどうすればいいのですかぁ~」と応えて50メートル先に声を投げ問うた。
すると口に両手をあて拡声器のようにして「マップをだしてくださあい。はんこうを押します」旨、風音と共に艶のある声が耳に入ってきた。
ときは午の刻、正午をまわっていた。
広々とした木場公園の噴水の見えるベンチに腰かけて、昨日自分でごはんを炊いて、しらすふりかけをまぶし、中に鮭フレークを詰めて押し固め海苔で巻いた手作りのおにぎりを出す。
配給された「東京水」呑みながら、自家製のにぎりめしを喰う。
鳩が寄ってくる。
そういえば、今頃どうしてるかな・・・・・・。
腹を空かしてないだろうか。 ちゃんと喰ってるかな。
喰われてないだろうな。 猫なんかに。
いや、どうかな。饅頭ぐらいの大きさだから、饅頭と一緒に置いてたら間違えて食ってしまいかねん。
寒くないのかな。寒中水泳してて。
はて、そろそろ一般的には冬眠に入るとされているが、うっとこの亀殿はヒーター暖房でぬくぬく遊泳されておったが・・・・・・。
離れておると少少心配になってくるのも親心。まだ子離れ、亀離れしていないのか。
そういえば出がけに声をかけると、うらめしそうに流し目で沈んだ表情をしていたな。
もっともこの亀殿、潜水、浮上が趣味で日に何度もインターバルトレーニングのエクササイズを自主練してたな。
まさか、脱走を図るためのリハーサルで、今日帰宅したら逃走してしまってるのではないだろうな。
しかし、何が不満なんだ? ちゃんと食餌は一日3食、適温調整、水も2回取り替えて、身体検査も月1回、お風呂も、いやお風呂はいい。
すると恋人でもできたのか?
まさかまだここにきて2か月、生後4か月半の雌雄判別もできん掌の三分の一ぐらいの喰えない子亀が・・・・・・。
いや、いくら早熟の時代といっても、それはありえない。
あれあれ、ごはんつぶこぼして。
親になったらこうしてあることないこと心配して気苦労が絶えないように設計されているのか。
やれやれ・・・・・・。
ハァックション。
ん? 亭主元気で留守がいい・・・・・・。誰だ、亀殿か。
亀殿、水槽の中からそれがしの噂をされるのはほどほどになされい。
ちゅる、
あっ洟水が・・・・・・。
(つづく)