こんにちは。
突如としてハラビロカマキリのケースに現れた、黒い、細長いモノ。動きません。
何なのかか調べると、カマキリに寄生する虫。つまり、寄生虫だったのです。
その名は、ハリガネムシ。
宿主(カマキリ)の脳をのっとり、ハリガネムシが生きる水辺へ誘導させる。
そこで、カマキリのおなかを食い破って、自身が生きられる水の中へ出てくる。
・・・と、文字にするだけでもなかなか恐ろしい寄生虫です。
乾燥してしまって、黒くなった色といい、うねうねした形といい、なかなか奇妙な寄生虫です。
この、ハリガネムシに寄生されたカマキリは、弱ってしまうそう。
しかも、おなかの中にあのボリュームのものがいたのですから、エサを食べたくても食べられない状況にあったのかと推測されます。
それにしても、恐るべし、ハリガネムシ・・・
さすがに標本にするのは抵抗があったので、子どもはなかなか納得しませんでしたが、土へ還しに行きました。
これで緑色のハラビロカマキリの話はおしまいです。寄生虫のことまで、勉強になりました。
ではまた。