狂ったような夏の暑さが身体に染みていたので、
願ってはいたけど
8月後半でのこの嘘のような秋のような涼しさ。
嬉しくなっちゃいます
さ、いよいよ後半戦。
今夜も初台です
アロッタファジャイナ「安部公房の冒険」
http://alotf.com/stage/abekoubou/
出演:佐野史郎、縄田智子 、辻しのぶ、内田明
脚本:松枝佳紀
演出:荒戸源次郎
新国立劇場小劇場 THE PIT
2014.08.23(土)-08.31(日)
23日(土)18:00
24日(日)13:00
25日(月)19:00
26日(火)14:00
27日(水)14:00/19:00
28日(木)19:00
29日(金)14:00
30日(土)14:00/18:00
31日(日)14:00
「それは芸術なのか、それとも欲望なのか」
安部公房と言う実在の小説家の生涯をモチーフに
織り上げられた虚実ないまぜの人間ドラマ。
三島由紀夫と並び、もっともノーベル賞に近かったと言われる小説家・安部公房。
映画、TV、ラジオ、音楽、写真など様々なメディアにおいて日本人離れした自由な発想で「冒険」を行う安部公房。
しかし、その彼が最後にたどり着いたのは「演劇」というアナログなメディアだった。
世界の新しい劇作家たち、ハロルド・ピンター、ベケット、イヨネスコらが行う表現の革命からの強い影響を受けつつ、それを全く独自の方法で乗り越えようと始まった「安部公房の冒険」。
それは、俳優志望の美しい女生徒と関係をもつというもうひとつの「知られざる冒険」とともにはじまった・・・。
果たして、それは芸術なのか、欲望なのか。
演出は、日本の映画製作興行システムに異を唱え、数々の奇跡を起こし続けてきた名プロデューサーにして映画監督の荒戸源次郎。
出演は、映画にTVと大活躍中の佐野史郎。脚本を気に入り無理をおしての出演となった。
荒戸と佐野はともに状況劇場出身。出会いから30年を経て初めて仕事をする2人がどんな世界を作り出すかにも要注目。
アロッタファジャイナの松枝です。
夏、新国立劇場で舞台をやります。
タイトルは「安部公房の冒険」
安部公房の43歳以降の晩年を題材に
芸術的使命を帯びて攻撃的に生きてきた男が
人生の最後に何を選択するか。
「生きるとは何か」を描いています。
出演は、
「かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病…」
Aチームのトレープレフ内田明、
Bチームのニーナ縄田智子、
そして両チーム通してアルカージナを演じた辻しのぶ。
そして安部公房役には
ドラマや映画で活躍しているベテランの佐野史郎さんにお願いしました。
実は本作品、
「かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病…」
を見ていただいた皆様には、
もうひとつの「かもめ」として映るはずです。
ヒントをいくつかあげさせていただきますと、
・安部公房はトリゴーリンと同じで流行作家である。
・安部公房はチェーホフと同じ流行作家でありまた医者でもある。
・安部公房はトリゴーリンと同じで・・・
あまり書くとネタバレになるのであれですけど、
それを「かもめ」出演者が演じるということで、
「かもめ」を見た人はもっと沢山のものを得ることが出来る
ような気がします。
ぜひみなさまのご感想をお聞きしたいです。
上演時間は90分と見やすくなっています。
万障お繰り合わせのうえご来場いただければ幸いです。