昨日から雨がよく降っているので、保護シカたちのオシッコ掃除に忙しくしているわたしです。

 

雨の日は庭の植物に水分が含んでいるので、シカたちのオシッコの回数と量が増えます。

 

洗濯物と掃除で1日が終わるので、工夫をして自分の時間を作るようにしたいなと思います。

 

 

昨日の写真。雨が強いとみんな室内に避難です。

 

保護シカのぞみちゃん(♀推定7歳)は、マットを引っ張ってマットに顔をうずめる遊びに夢中です(笑)。

 

ところで、PONOPONOの川上さんが、イヌの「ヒコーキ耳」についての記事を書かれていました。

 

ヒコーキ耳とは、「後ろにぺたんと倒している耳が飛行機の翼のように見える状態」で、特に立ち耳の犬によく見られます。

 

 

こちらの写真をご覧ください↓

 

 

わたしとはっちゃん(秋田MIX♂、2022年没)の写真です。はっちゃんの笑顔がキラキラしていて、とてもかわいいですね。

 

イヌたちの耳がヒコーキ耳になると、頭がツルンとします。

 

このヒコーキ耳は、イヌたちが「楽しいことを期待したり、喜んでいるとき」に見られますが、そうでない場合もあります。

 

「耳を後ろに倒す」というしぐさは、怖いときや強く警戒しているときにも見られます。そのため、川上さんの記事にあるように、「目が穏やかかどうか、体のリラックス具合、口元、姿勢、尻尾などから総合的に判断する」ことが重要です。また、状況も考慮に入れて総合的に判断するとよいと思います。

 

このヒコーキ耳は、シカたちにも似たような状態が見られることがあるのです。

 

シカたちの場合は不機嫌や怒り、繁殖期のオスの行動(他のオスに対して)に見られることがあります。

 

シカたちの観察をしている方々は、よくご存じかと思います。

 

シカの耳がヒコーキ耳になると、耳は斜め後ろに引かれ、位置が下がり、鼻は上に向けられます(顔が斜め上に向く)。

 

繁殖期には、他のオスシカに対してこの行動が見られ、その際には鼻息を荒くして口から「プシュー」と音を立てることもあります。

 

先日、我が家で作業中に、保護シカのすぐるちゃん(♂7歳)とわたしの頭部がぶつかってしまいました。その時、すぐるちゃんは「痛いじゃないか」とヒコーキ耳で私に抗議していました。私はすぐにすぐるちゃんに謝りましたが、しばらくの間、すぐるちゃんの抗議が続きました。

 

イヌたちのボディランゲージの研究が進む中で、イヌについて多くのことが分かってきましたが、わたしもシカのボディランゲージの観察を続けていきたいと思います。

 

PONOPONOの川上さんの記事はこちらです下矢印

 

 

 

*追記(2024年9月2日): 奈良公園のシカさんたちを見守る活動をされているみなさんは、シカさんたちの耳が低くなり後方に向く耳(イヌの場合はヒコーキ耳)を「イカ耳」と呼んでいらっしゃるそうです!みなさんは、シカの耳だけを観察しているのではなく、目や表情なども同時に観察されており、シカの感情などを読み取っておられます。動物たちの感情を知るには、動物たちの体の部分などを総合的に見るのがやはりいいですね!

 

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