今日もとんでもないスピードで1日が過ぎてしまいました。

 

7月になり、6年前にレスキューした保護シカのぞみちゃんを看護していた様子を思い出し、当時は寝る時間も食事する時間もない日々を懐かしく感じています。

 

若いシカさんやおとなのシカさんを保護した場合は、保護環境に慣れてくれるまで、しばらく、ひとりでゆっくり過ごせる空間を整えてあげ、子ジカさんの場合は、24時間体制でお世話します。

 

野生のシカさんの保護は、家畜と呼ばれているイヌやネコさんたちより、慎重にならなければいけません。

 

以前、野生動物の保護について記事を書いていたので、以下に貼り付けておきます。

 

 

 

 

 

動物たちの保護には、お金や時間、労力、保護環境などが必要で、他力本願ではできないこともあります。

 

シカたちの場合であれば、野生のシカを保護する専門の施設がないため(奈良の鹿愛護会は省く)、保護主がすべて自分で行わなければ行けません。

 

それを承知の上で、保護やレスキューをして、保護シカたちの科学的な治療や生活の質の向上のための環境整備などを行います。

 

我が家では、保護シカのぞみちゃんをレスキューした時で、約2ヶ月で80万円以上のお金が必要でした。

 

のぞみちゃんの時は、獣医師の指示に従い、のぞみちゃんの脚の傷の治療をわたしたちが行っていました。

 

その時のわたしたちの心情については、言葉で表現できないほど大変なものでした。腐りゆく脚を見て、包帯を取る手が震え、動機がし、涙する毎日。しかし、のぞみちゃん本人が最もつらい思いをしているので、わたしたちは、のぞみちゃんが必要とすることに答えられるようにとても努力しました。

 

1日2,3回の包帯の交換に、食事の用意、保護環境の整備、情報収集など、一日中のぞみちゃんのお世話をしていました。

 

治療に必要な医療品は全てが高額だったのですが、それを使用すれば回復するかもしれないという物は全て試しました。

 

動物たちを保護するということは、簡単なようでそうではないということを経験したわたしたちです。

 

必死にお世話していましたが、のぞみちゃんの負傷した脚の回復は絶望的になり、断脚になった時は、本当に悲しかったですが、今、こうしてのぞみちゃんが穏やかにすごしていることにとてもうれしく感じます。

 

シカたちの救護を通して、「助けたい」という気持ちと自分たちにできることは別であることも学びました。

 

交通事故に遭った保護シカせーこちゃんとのぼる君は体内の損傷がひどく助けることはできませんでした。

 

シカの救護の場合は、シカを取り巻く現状を知った上で保護をし、どのように行動するのがベストなのか慎重に判断しながら進める必要があります。我が家は、様々なことを考えとても慎重に動いています。

 

保護した責任として、わたしは保護したシカたちに全力で向き合って、シカたちにとって利益になる活動をしていきたいと思った1日でした。

 

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