天気がよく気分は少し浮上しましたが、シカたちを取り巻く現状のネガティブな報道を見て、目まいがし気が遠くなってしまいました。

 

倒れる寸前だったので、自分が精神的にとても弱っていることを自覚しました。

 

大学では狩猟部があったり、猟友会によって狩猟に対する心理的抵抗のハードルを下げる子ども向けのイベントが行われたり、とんでもなくひどいことがこの社会で行われています。

 

子どもに対して動物を殺すことや殺した死体を見せること、狩猟をしているところなどを見せることは、子どもたちへの虐待行為に当たります。

 

国連は子どもの権利に関する条約で、暴力から子どもを守るためには動物への暴力にも晒さないように強く言及しています。

 

 

「国連開発計画(UNDP)は、『動物に対する社会的暴力』を目撃することは子どもに悪影響を及ぼし、子ども達の権利に反すると述べた」。

 

「子どもたちは他の知的存在に対して自然に共感的な関心を持っているため、暴力にさらされると子どもに『有害な影響』を引き起こす可能性があることが示されています。これらには、感情的共感の衰退や、成人になっても個人や社会に対して暴力が行使される可能性のある暴力の常態化が含まれる可能性があります」。

 

 

この社会では、おとなが子どもたちに暴力を他者に使うことを教えており(例:野生動物の「駆除」など)、それは差別を助長するだけでなく、子どもの健全な精神発達を妨げ、今後の社会に多大な影響を与えます。

 

子どもたちの狩猟に対する心理的抵抗のハードルを下げることは、子どもたち(おとなも含む)が育てている他者への思いやりや良心、想像力、自分で考える力を妨げ、その結果、子どもたちは他者への共感力に乏しい人間に育ってしまいます。

 

この社会のおとなは、子どもたちをおとなの都合の良いように動かしたがる傾向が非常に強く、子どもたちの権利が守られていない状況にあります。

 

わたしは普段、動物たちのことをメインに語っていますが、人間の子どもたちへのおとなの扱いや接し方にも非常に強い危機感を抱いています。

 

人間の子どもたちへの扱いや接し方は、人間以外の動物たちへの接し方や扱いと地続きであるため、子どもたちの権利が厳守される社会になることを願っています。

 

人間が攪乱する自然環境の中で、生きるため、家族や自分、仲間を守るために毎日懸命に生活する野生動物たち。

 

彼らにひどい仕打ちをせず、彼らを受け入れ共に生きる精神を育て、決して楽ではない人生を種を超えて共感できる思いやり深い社会であってほしいです。

 

「個々の存在を大事にすることを学ぼう」

 

子ども達には子ども達の考えや感じることがあります。

 

それをおとなが無くすようなことをせず、個々の子どもたちの気持ちや感じたことを尊重し、子どもたちが自分で考えることを大事にしてあげてほしいと思います。

 

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