動物たちへの扱いについて、人間は非常に身勝手な脳内変換をして暴力を正当化し、あるいは暴力行使を理由付けして、動物たちへの暴力を「正義」としています。この現状に違和感や疑問を抱く人は少なく、動物たちに向けられる暴力を擁護する社会が構築されています。わたしはこの社会の動向に大変おどろいています。

 

 

野生動物たちを取り巻く現状では、被害対策として野生動物の「駆除」が行われています。これを官民一体となって行っているのですから、自分たちが行っていることはどういうことなのかという理解が全くされていないのだろうと思います。他の種への理解がなく、人間中心に物事を考え、人間が楽な方法で問題を解決しようとする姿勢は、動物たちの苦しみや苦悩、犠牲を無数に生み出す、大変身勝手な行為です。

 

 

人間至上主義が強い社会では、他の種(社会的に弱い立場に置かれている動物たち)の存在は蔑ろにされ、集団としての存在だけでなく、個々の存在であることを動物たちは人間に理解されず、人間によって生命を断絶されるのです。動物たちに向けられる暴力について、それはどういうことなのか、を考える必要があります。暴力とはどういうものなのか、何を生み出すのか、その影響はどこにどのように現れるのかなど、思考を巡らし、自分はどうするのかを考えてほしいです。

 

 

動物たちへの暴力は「正義」になることはなく、正当化できない行為です。動物たちに向けられる暴力は、エスカレートしています。動物たちが虐待されている動画などがネットで多くアップされており(狩猟や「駆除」も含め)、それが通報されることなく放置されているのは非常に問題です。動物虐待動画などは、人間の他者への共感力や想像力などを欠落させ、他者への思いやりや配慮といった人間に必須な感情を麻痺させ、ないものとしてしまいます。

 

 

狩猟や野生動物の「駆除」は動物虐待であり、動物たちの生命を奪う、暴力です。このことをしっかりと理解して、動物たちを殺さない方法をみんなで考えていく必要があります。

 

暴力を容認しない社会作りが今を生きるわたしたちに求められることだと思います。

 

 

犠牲は生み出すのではなく、回避するものです。

 

 

今日も気分が落ち込んでいるので、暗い話になりすみません。

少しずつ心を立て直していきたいと思います。

 

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