今日は朝早くから家を出て、奈良公園のシカの市民調査に参加しました。
この市民調査は、シカや野生動物に関心のある方々が集まり行われています。
当然、シカや野生動物に対する考え方が異なる人々も集まっています。
わたしは、野生動物に関して様々な考えを持つ方々とお話しすることが、非常に重要だと考えています。
なぜなら、異なる考え方を知ることで、自分の考えが整理されるだけでなく、野生動物たちの置かれている状況を改善するために何を主張すべきかも見えてくるからです。
それぞれの考え方にはその背景がありますので、他の人がどのような経緯からそう考えるのかを知ることができると、思考がより深まると思います。
調査開始直後にかっこいい♂シカさんが挨拶にきてくれました。
「やぁ!こんにちは~」
立派な体格に立派な角です。
美しいですね~。
今の時期はシカさんたちの出産シーズンなので公園には産まれて間もない子鹿さんたちが人間やその他の動物から身を隠していました。
この写真に子鹿さんたち2頭が隠れています。
わかりますかね?
木の根っこの凹みで2頭が身を寄せ合いながらジッとしています。
子鹿さんたち、とてもうまく隠れていますよね。
子鹿さんたちをビックリさせてはいけないので、これ以上立ち止まることなく移動し、子鹿さんたちの様子をメモしていました。
今日は、シカさんたちの形のない(コロコロではない)ウンコがよく目につきました。
ある方の一説によると、先日雨が降ったので水分を多く摂取したことによりフンがやわらかくなっているとのことです。
しかし、我が家の保護シカたちの雨の日や翌日のウンコは、形ある通常のコロコロウンコです。
水分を多く摂取して変化があるのは、我が家のシカたちの場合、尿の回数と量です。
ひとりで、じっくりシカさんたちの調査をしていると、
「何してんの?」と声をかけてくれた、やさしい表情のかっこいい♂シカさん。
「みんなの行動を観察しているんだよ~」
奈良公園のシカさんたちは、鹿せんべいを期待して、観光客が多い時間帯は通路に集まっています。
いつ誰がくれるかわからない鹿せんべいをずっと待っていたり、人に「鹿せんべい持ってる?」と聞いたりして過ごしているのです。
この姿にいたたまれない気持ちになります。
鹿せんべいを手に持った男性にシカたちが近寄っていましたが、男性は、シカが近寄ってくると、体を大きく180度回転させて(その時の地面を擦る足の音も大きい)、シカたちに鹿せんべいを与えません。
それが何度も繰り返されていたので、シカたちがあまりにも気の毒になり、男性に声をかけようとしましたが、男性が日本人か他の国の方かわからず、言葉を発することができなかったので、わたしは無言でシカとその男性の間に入り、シカたちに「この人、せんべいくれないからあっちに行こう」と声をかけました(後ほど日本人男性とわかりました)。
シカたちは、「そうするよ」と男性から離れて、他の場所へ歩いていきました。
鹿せんべいを買ったのであれば、近寄ってきたシカたちにあげてほしいです。
じらしたり、シカたちがせんべいを欲しがる姿を見て楽しんだり、せんべいをあげるふりなどは絶対にしないでください。
ここからは、自己反省の話です。
今日、動物性(卵)を使用したおやつを一切れ食べてしまいました・・・。
このようになった経緯があるものの、言い訳はしたくなく、猛省し後悔と罪悪感が強く残っています。
滅多にありませんが、動物性を使用していないと思い込んで口にしたものが、動物性を使用しているものもあり、後からとても嫌な気持ちになります。
今日の出来事を通して、自分の生き方に堂々としようと改めて思いましたし、もっと自分の生き方を前向なものにしたいと思いました。
そのために、主に食への工夫をしていき、どこでも困らないようにしたいなと思います。
動物性を摂取しないことで、「人生の楽しみが減ったね-」と言われることもありますが、減っていないことは自分でよくわかっていますし、動物たちの犠牲を回避する生き方により心が軽くなっているのは確かです。
同じ繰り返しはしたくないので、ブログに書きました。
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