良い天気で今日もごきげんさんなイヌと保護シカたちでした。
わたしは相変わらず、大量の洗濯物と庭掃除などに忙しくしていて、午後からは再度始めた動物倫理の勉強をしていました。
梅の木の幹でかくれんぼの保護シカのぞみちゃん(♀推定6歳)。
そこに、「ぼくも~!」と写真に写り込む保護シカすぐるちゃん(♂7歳)。
昼間は今日もみんなひんやりした室内でお休み
田植えシーズンなので、同居人Kは1日大忙しです。
夜は20時以降に帰宅する日が続いています。
農家の高齢化に伴い、稲作ができなくなった農家の方の代わりに同居人Kが稲作を行う箇所が年々増えてきているので大変です。
農家さんや山間部に住む市民が野生動物を目にし、「役所や議員に相談しよう」と思うことがあります。
この相談の言葉、「どねんかしてくれ」に対し、行政は野生動物の「駆除」を始めます。
しかし、すべての農家や市民が野生動物を殺してほしいと思っているわけではなく、農作物被害に困っている人の中には、被害がなくなればそれで十分と考えている人もいます。つまり、適切な防護柵の設置を望んでいるということです。
一般的に、動物の殺害や虐待は否定的に捉えられ、動物に「不必要な」苦痛を与えてはならないと表向きに受け入れられています。
そのため、私の知る農家さんたちも、適切な防護柵を設置してほしいと我が家に相談されました。
我が家周辺ではシカによる農業被害で困っている農家さんの田畑に適切な柵を設置しまたため、周辺では現在、「シカを駆除してほしい」という要望はありません。
しかし、そのような場所でも、猟師が勝手に私有地に罠を設置したり、猟犬を使用して狩猟を行ったりしています。民家の側で猟銃を戸惑いなく発砲し、子どものシカや親を殺しているのですから、これは深刻な問題です(バケツに子どものシカの脚が4本ささっていることもあります)。
野生動物の殺害を望まない農家もいますが、その人たちの声は行政に無視されているようであり、非常に残念に思います。
野生動物の「駆除」は利権に動かされており、その勢いは暴走状態です。
この社会は野生動物を好き勝手殺す社会で、この行為は歴史的に繰り返されています。
わたしはこの現状に心を痛めていますが、野生動物に対する意識や行動が改善され、非情で残酷な状況が改善されることを願っています。
この国の野生動物に対する意識や認識、行為に対して「おかしいんじゃない?」と気づいてくれる人がひとりでも増えてくれることを希望とし、野生動物に対する非情で残酷なこの社会で生きていきます。
農家さんの相談を権力側にとって都合よく利用して国策を成功させようとする構造に
気づこう。
明日はWDIの新しい記事をご紹介します。
シカに対する報道について批判的に考察した記事です。
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