お伝えしたいこと

 

奈良公園のシカたちを守る活動は、シカたちを大切に思う人びとによって行われています。

 

この活動に関する誤解があったため、正しい情報をお伝えします。

 

奈良公園のシカの「駆除」拡大方針に伴い、「神鹿を守る会」が設立されました。

 

現在、奈良のシカの殺処分を回避するための署名活動が行われており、署名は同会のメンバーの方たちが作成してくれました。

 

わたしは「神鹿を守る会」の代表でも副代表でもありません。

 

神鹿を守る会と私が運営するWDIは別の団体です。

 

わたしは、神鹿を守る会の活動に賛同できる活動に参加させてもらっています。

 

しかし、神鹿の会を発足させたのは、わたしであると思い込まれていることがあったり、私に対する事実無根の内容を他の人に発言されたりすることが起こっています。

 

事実に基づく批判であればよいですが、事実ではない、勝手な思い込みや推測などを他の人たちに言い広めることは侵害です。

 

わたしやWDIに関する事実でない話が言われており(その他のことにも)、これには心を痛めています。

 

また、神鹿を守る会のメンバーの方たちや会の賛同者の方たちは、署名活動の準備など本当に頑張って行ってくれています。これもみんなに奈良のシカたちを守りたいという強い思いがあるからです。そのみんなの気持ちを大事にしてほしいと思います。

 

 

 

どんよりとした話はここまでにして、今日は、オーストラリアの野生動物救護団体のお話をしようと思います。

 

2016 年に設立されたオーストラリアの Vets For Compassionは、動物福祉の向上を使命とし、「高度な訓練を受けた獣医師、獣看護師、野生動物リーダー、野生動物救助隊員からなるチームが、24時間いつでも出動に対応し、救命手術、救助、リハビリテーション、移動と再帰を行い、緊急野生動物救助支援を提供」しているそうです。

 

大型動物の救護をスムーズにできるように、その訓練も行われているそうです。

 

●その様子はこちらのインスタグラムで少し見ることができます↓

 

 

 

このように日頃から、野生動物たちを救護する練習が行われいるのはすごいですよね。

 

Vets For Compassionの使命はこちらです下矢印

  • 山火事、洪水、病気の発生などあらゆる自然災害時にビクトリア州とニューサウスウェールズ州のすべての動物に緊急対応を提供
  • 自然災害時の救命手術の実施
  • 野生動物、特にインフラ(高速道路、住宅建設現場)の開発によって追放されたカンガルーの人道的な捕獲、治療、解放
  • 犬、ヤギ、その他の大型動物などの野良動物の人道的な捕獲
  • 野良猫や野良犬の性除去手術を行う
  • 必要に応じて現場で手術を行う
  • マクロポッドなどの野生動物を介護者の診療所や避難所に輸送する
  • ニューサウスウェールズ州の一次産業局に災害への備え、軽減、対応と復旧に関するアドバイスを提供
  • 性除去プロジェクトへのアドバイスやボランティアを提供することで、他の倫理的で効果的な救助団体と協力します。

(Vets For Compassion HPより)

 

オーストラリアで「駆除」が行われているカンガルーも救護対象で、カンガルーを保護する施設は団体や個人で行っています。

 

他の国の動物保護やレスキューはとても意識が高く、それに関わる人びとの知識が専門的なのですばらしいと感じます。

 

動物たちと状況をよく観察し、動物福祉はもちろん、その状況に応じた適切な対応がされているのをSNSでよく見かけます。

 

日本では、野生動物救護がほとんど行われていませんが、他の国のこのような活動を知って、日本でも野生動物たちの救護が当然になることを願っています。

 

野生動物たちに対する今の日本の認識を変えていこう!クローバーいのししクローバーゾウクローバーくまクローバー

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