天気がよかったのですが、わたしは心の不調が続いていて脳内が混乱しています。

 

イヌと保護シカたちはごきげんさんです。

 

キッチンのカウンターで昼ご飯を食べていると、保護シカのぞみちゃん(♀推定6歳)も、「わたしもおいしいもん食べる!」と縁側にやってきました。

 

のぞみちゃん、今日も調子よさそうな表情です。

 

 

夜になリ、保護シカすぐるちゃん(♂6歳)は、風呂に入った同居人Kを追いかけて脱衣所に。

「ぼくもお風呂に入ろっかな~」

 

ところで、5月になりシカたちの出産シーズンに入りました。

 

昨年秋に妊娠をした♀のシカさんたちは、お腹に子どもと共に、厳しい冬を乗り越え、狩猟や「駆除」事業から逃れ、ついに春を迎えました。しかし、年中続く高い捕獲圧に晒されています。

 

厳しい自然界で懸命に生きるシカたちの姿に、わたしは深く共感し、心を痛めています。

 

 

イギリスでは、シカの出産シーズンに合わせて、ボランティアのレンジャーが母ジカや子ジカを見守る活動を行っています。

 

長い狩猟の歴史を持つイギリスにおいても、野生動物への思いやりと配慮の精神が根付いています。多くの市民が狩猟行為に懐疑的な姿勢を示しています。

 

ロンドンのロイヤルパーク慈善団体は、シカの出産期に合わせて、リッチモンド公園とブッシュー公園のボランティアのレンジャーの数をほぼ倍増させたそうです。

 

これらのレンジャーは、公園利用者に対して、シカの出産期と安全への配慮の重要性を教育しているとのことで、素晴らしい取り組みだと思います。

 

公園では、シカの安全を確保するため、5月1日から7月31日まで、全てのエリアでイヌをリードにつなぐことが義務付けられており、シカとの距離を最低50メートル保つことや、公園での犬の散歩を控えることなどが推奨されています。

 

このような対策は、シカと人間、イヌの共存を図る上で大変重要だと思います。

 

一方で、日本の野生動物に対する意識や扱いは、世界の動向とは逆行しているのが現状です。日本で一般的な野生動物への扱いが、他の国では受け入れられないこともあるということを知り、私たちはクリティカルに考え、事実を冷静に見極める必要があると考えます。


わたしたちが当たり前のように受け入れている「常識」は、常に疑ってみる必要があるのです。

 

そろそろ日本においても、他の国々のように、野生動物との調和を目指した取り組みを行っていく必要があります。

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