今朝、頭が重く少しズキズキしていましたが、思いきって奈良市の問題となっている周辺の田畑を見に行くことにしました。

 

奈良公園のシカさんたちの「駆除」エリア拡大の理由として、農業被害が言われるようになったので、農業被害対策を県に要望しましたが、聞いてもらえずにいます。

 

問題となっている田畑のひと地域に行ってきましたが、唖然としました。

 

田畑はこのような状態でした。

 

 

 

これは、どの動物の侵入も防ぐことはできません。

 

 

このような↓効果がありそうな柵を設置している田もありましたが、ごく一部でした。

 

この田畑の状態を見て、これは奈良県議会議員と奈良市市議会議員の問題だろうと思いました。

 

奈良公園周辺の田畑なので、シカ対策は行政がしっかり行なう責任があります。

 

それなのに、このような状態で長年放置してきたということですよね。

 

ここの田畑の面積であれば、十分に適切な柵を設置することができます。

 

シカに有効な柵の設置をしないで、「駆除」の方向で話が進んでいるのは大変おかしなことです。

 

それ以前に、シカに有効な柵を設置している地域で、その柵の側に箱罠を設置し、シカを捕獲している事実があるのです。

 

なんとおかしいことかと思います。

 

田畑の農作物をシカから守ることができるとそれでよい話ですが、わざわざ、嗜好性の高い食べ物でシカを田畑に誘引し、シカたちを罠で捕獲しているとはなんたることかと思います。

 

このようなことがまかり通る社会に憤りしかありませんし、議員たちにはしっかりしてほしいと思いました。

 

シカたちを取り巻く現状として、もうひとつ目を向けなければいけないのは、ジビエです。

 

シカたちの「駆除」が拡大する理由として、ジビエの普及があります。

 

シカたちの死体を食べたり、利用したりするために、シカたちは「駆除」されるという流れが出来ています。

 

農業被害対策などとしての「駆除」は、ただの理由付けだとわたしは思っています。

 

シカを殺すことによるシカ個体数への影響など科学的にわかっていますし、防除の農作物を守れることもわかっていますよね。

 

それなのに、シカの「駆除」を進める理由をみなさん、よく考えてほしいなと思いました。

 

今日は少し疲れたのでブログをここまでにして、また後日、奈良のシカさんたちについてのWDIのHP記事を書きたいと思います。

 

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