あいにくの雨でしたが、イヌと保護シカたちはごきげんさんで、昼間は室内でとてもよく寝ていました。
地面をほりほりしている、保護シカすぐるちゃん(♂6歳)。
ほりほりしていたのを教えに来てくれるすぐるちゃん。かわいいです。
今日は雨に濡れたくない気分のシカたちで、午後からは部屋にみんな集合です。
少しすると、みんな本寝
リラックスして気持ちよさそうに寝ています。
しばらく雨予報なので、少し残念ですが、雨の日は雨の日で違った過ごし方があっていいよね。
ところで、インスタグラムを見ていると、「タヌキに噛まれた」という動画が流れてきました。
動画を見ると、女性の足元にタヌキさんが近寄っていて、タヌキさんは女性のロングスカートの匂いなどを念入りに嗅いでいました。
女性は、驚いた様子で「え~え~え~」と言っていて、スカートを手でバタバタしてタヌキさんを追い払おうとしました。
その行動にタヌキさんは一瞬おどろき、身を構えし少ししてから女性の足を噛んだようです。女性は「痛っっ!」と言っていました。
動画はこちらです↓↓↓
この動画を見て、野生のタヌキがこのように人間に近寄ってくるのは珍しいな~と思いながら、女性のような行動を無意識に行なう人は多いのではないかな?と思いました。
人間はつい、感じたことを声に出しますが、野生動物たちと遭遇した場合は、声を出さず、痛かったとしても「痛っ」と声を出さずに無言でいる方がいいです。
そして、動物たちを追い払おうとしないで、動物が自分の側から去って行くのをジッと動かずに待つのがよいです。
この動画の場合であれば、女性がスカートをバタバタさせなければ、タヌキさんは女性の足を噛まなかったかもしれません。
野生動物たちと遭遇したら、まずは動物たちに刺激を与えないようにしてほしいです。
刺激とは音や動作、素早い動きなどです。その他に攻撃がありますが、動物への攻撃は、よくないとみなさんもわかりますよね。大きな声を出して動物に「こら~!」と言ったり、木の枝を動物に向けて振回したり、石を投げるなどする行為は、動物たちに恐怖を与え、動物たちが防衛行動をとる可能性を高めます。そのため、事故が起こりやすくなるのです。
もうひとつ大事な事は、動物を追い払おうとする心理は、動物たちへ刺激を無意識に与える行動を引き出すことからも、日頃からそのような考えは自分の中から捨て去っておくのがよいということです。
追い払うことよりも、事故が発生しない状況を自ら作り出す方法を知っておくことの方が役にたちます。
動物たちの状態に応じて、こちら側の対応を柔軟に変化させますが、それを行なうには冷静でなくてはなりません。
もし、動物がすでに興奮状態の場合(攻撃してきそうな勢い)は、その動物から距離を取ることを考えなければいけない時もあるでしょう。
距離を取ると言っても、むやみやらやに騒いで走り逃げるのではなく、物や植物の茂みなど近くにあれば、それを目指して、動物との間に盾を確保しながら、動物との距離を少しずつ離していくのもひとつの方法です。
野生動物たちは、パニックに陥ったり、身に危険を感じたりしていなければ、人間をむやみに襲うことはありません。
上記のことは、野生動物だけでなく、ネコさんやイヌさんたちにたいしても同じです。
この動画に寄せられているコメントを見ると、いかにも日本的だなと思うコメントが非常に多く、残念なことに、野生動物は「怖い」とか「危険」と思っている人ほがほとんどです。
自然環境やそこに棲む個々の動物たちへ関心を持つことは、事故防止や野生動物たちとの問題軽減に繋がるので、みなさんもぜひ、自然環境と野生動物たちに目を向けてほしいなと思います。
動物たちへの理解を深め、小さき弱い者たちに、思いやりを向けよう。
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