今日は雪が降り、季節は逆戻り(汗)。凍える寒さにわたしとイヌのひよりちゃん(♀10歳)は暖房ある部屋にこもっていました。

 

保護シカたちは日中、庭で過ごしていましたが、日が暮れるとすぐにシカのすぐるちゃん(♂6歳)は部屋に入ってきて、ベッドの上で本気寝し始めました。

 

シカのぞみちゃん(♀推定6歳)は、まだ庭にいますが、21時頃には部屋に入ってくると思います、と書いたところで、のぞみちゃんも今室内に入ってきました!

 

今日は、寒いもんね。のぞみちゃんも早くに就寝だね。

 

ところで、そろそろ我が家でも、野菜を作る準備を始めました。そこで、昨年の8月に自然農法にとても関心のあるPONOPONO犬育ての川上さんがある動画をわたしにシェアしてくれたのを思い出したので、ご紹介したいと思います。

 

YouTube「アナグマが来る畑の電気柵外してみたら予想外の結果になりました」という動画で語っているのは、科学的に裏付けのある自然農法を発信されている「そーやんさん」です。

 

●そーやんさんの動画はこちらです↓↓↓

 

 

 

そーやんさんの畑の近くにはアナグマさんやイノシシさんが土地を利用しているそうです。

 

アナグマさんが野菜を食べるので、電気柵を張っていたそうですが、メンテナンスが大変ということと、そーやんさんの目指すところを違うということで、電気柵を撤去してみたそうです。

 

電気柵を外すとアナグマさんが野菜を食べたので、再度柵を設置したそうです。

 

しかし、やっぱり電気柵を外してアナグマさんたちの様子を観察していたそうです。

 

アナグマさんが地面を掘っているところや、通行した草むらなどの痕跡を見つけて、アナグマさんが通行した草むらの草を少し刈るなどしていると、なんと、アナグマさんによる農業被害はほぼなくなったそうです。

 

そーやんさんは、NPO法人地球守代表理事で高田造園設計事務所代表の高田宏臣さんの考えに影響を受け、土の中の環境にとても注意が払われています。

 

高田さんの著書、『よくわかる土壌環境』があります。

 

その本には、土中の環境作りがいかに大事か書かれています。例えば、土の中の細菌の話や草刈りの話など、おもしろい内容がたくさん書かれています。草刈りの方法にNGなものがあり、例えば、地面スレスレまで草を刈ることや草を抜くのはNGです。

 

 

 

農業は自然環境破壊の元凶なので、そーやんさんたちは、なるべく自然環境の少ない方法で野菜を作っていく自然農法を実践されています。

 

その結果、以前よりアナグマさんたちが野菜を食べなくなったそうです。

 

アナグマさんについては、畑に巣を作ったそうです(笑)。

 

畑にアナグマさんの巣があり、アナグマさんがいても野菜の損失が減るのはすごいですよね。

 

そーやんさんの動画を見るとわかるように、畑やその周辺の環境を動物たち土中が豊かな状態に整えられています。

 

野生動物たちと「共創」された、畑は植物にとっても動物たちにとっても、とても快適な空間だと思います。

 

自然農法で野菜を育てる農家の方が増えるといいなと、とても思います。

 

ということで、この方法は、自然農だからこそ可能になっているということです。

 

日本で今行なわれている農業は慣行農業がほとんどなので、そのような田畑で野生動物避けの柵を撤去すると、農作物を守ることができません。

 

慣行農業から有機や自然農に変化させるには、とても長い年月が必要になり、国が積極的に自然農法や有機栽培を進めなければいけないと思っています。

 

そのため、わたしは今できること(防除柵の設置)を行なうことに力を入れています。

 

そして、柵の設置から農家の方たちや人びとが自然環境やそこに棲む動物たちに関心を持ってもらえたらいいなと思っています。

 

今できることを行ない、それを今後の自然環境との共存につなげたい考えです。

 

野生動物「駆除」の目的は、「農作物を守るため」と言われているので、柵の設置で野菜を守れるのであれば、野生動物を殺してくれと言う人もいなくなるでしょうし、野生動物を殺す理由もなくなります。

 

農作物を守ることができると、野生動物たちに対して、今以上の嫌悪を抱くことも少なくなるのではないかと思っています。

 

また、柵の設置を通して、野生動物は敵ではなく、この地を共有する仲間であることも伝えていきたいです。

 

実際に、近所で柵を設置した農家の方たちは、柵の設置を通して野生動物たちへの見方に変化がみられました。

 

野生動物を今まで敵視していた農家の方も「(野生動物たちも)食っていかなあなんもんな~」「生きていかんとあかんもんな~」と言って、野生動物の姿を見るなり騒ぐことはなくなりました。

 

そして、シカたちのことを心配する農家の方までいました。「道路に出てたんやけど、車にひかれんやろうか?ケガせんとええけどな~」とわたしに話してくれていたのです。

 

上記のことから、わたしは田畑への柵の設置は今の段階では必要と考えています。

 

もし、(慣行農業で)柵をしなくてもシカたちが農作物を食べない方法をご存じの方がいましたら(捕殺以外で)教えていただきたいです。よろしくお願いします。

 

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ここからは、わたしの話です。

 

数日前から、人間について考え込んでいて、自分の活動の仕方の整理などを行なっていました。

 

昨日は、頭の切り替えを行ないモヤモヤせず今日を迎えようと思っていましたが、モヤモヤはまだ残っていました。

 

なので、ブログに自分の心の中を書いてスッキリしたいと思いました。

 

わたしは、動物たちの利益になる活動をしたいと考えています。

 

そのためには、いろいろなことを考え、慎重に活動を行なっています。

 

動物たちが置かれいる状況は、今すぐに変えられないので、この活動は長期的だと思っており、わたしは死ぬまでこの活動を続けたいと思っています。

 

そのためには、自分の心が穏やかでなければいけません。

 

わたしの活動については、伝わる方には伝わると思い、自分の活動に集中したいです。もし、わたしの伝えたいことが誰にも伝わっていなかったとしても、わたしの発信が動物たちの不利益にならないものであれば、いいかなと思います。

 

わたしは人から評価されたり、目立ちたいために活動をしているのではありません。

 

わたしは地味な活動派(水面下で動く)で、自分の納得できる活動を継続していきたい考えです。

 

今すぐに結果がでなくても、今後の何かに繋がったり、わたしの発信を通して問題意識を持つ人いたらいいなと思っています。

 

情報で溢れている現在、SNSなどで流れている情報の正確性を精査することも求められています。わたしはそれに時間を取られることも多々あり、関心持った情報はいちいち確認をするようにして、情報の正確性を判断します。

 

どこまでも地味な活動ですが(笑)、このことは活動にとても大事なことだと思っています。

 

 

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