お知らせ

 

    

3月3日奈良市で「いのちの授業」を

開催します!

 

参加者募集中です♪

 

詳しくはWDIホームページをご覧下さい☆

下矢印

 

参加お申し込みは、

2月27日の午前中までにお願いいたします。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

今日も雨が止んだり降ったりの天気で、イヌのひよりちゃん(♀10歳)は散歩をお休み。

 

わたしは数日前から月経前症候群がひどくてつらいと思っていたら、今回の生理はとても重く今日はダウンしていました。

 

横になっているわたしのお腹の上に顔をのせて休んでいるひよりちゃん。

「おなか重いのなくなるとええね~」とわたしをケアしてくれているひよりちゃん。

 

ところで、少し古い(2008年)ですが、ニューヨークタイムズブログに「シカを責めないでください」というエッセイがありました。

 

(2008年時点での)ワシントン地域では、シカによる主な苦情は、交通事故だそうです。

 

筆者のマシュー・スカリー氏は、シカは高速道路や交通量の多い道路沿いを好んでは近づかないとし、シカたちが道路を横切ったり、道路脇にいることをこのように述べています。

 

「トラックやダイナマイトやブルドーザーに脅かされて、どこか他の場所から離れて、食べ物や水や他の鹿を探していただけだったのだ。あるいは、ヴァージニア州リーズバーグ近郊でシカと衝突した私の友人のように、シカはハンターから逃げるために柵のない交通量の多い道路に飛び出すのだ。」

 

シカたちが人間に生息地を奪われ、生命を維持する活動を行なうために道路を横断したり、道路沿いを利用したりするということです。

 

そして、ハンターから逃げるシカについては、「ペンシルベニア州での調査によると、狩猟シーズン中は鹿に関連した事故による自動車保険請求が5倍に増加することが判明している」ということです。

 

スカリー氏は、野生動物たちが生息する土地を奪って開発することで、シカの分散を引き起こすが、問題の責任は開発業者だけでなく、その文明で快適に生活するわたしたちにもあると語っており、野生動物たちに道徳的義務を負うと当事者であると述べています。

 

まったくその通りです。

 

土地の開発者らは、シカとの問題を解消する対策を行なうものの、消極的で「フェンスは機能しない」と主張していたということです。しかし、狩猟牧場の柵は上手く機能しています。

 

地元の政治当局はフェンスや速度制限の厳格化などの費用を負担したくないそうで、シカを殺すことの方が簡単で安上がりだと思われています。

 

そして「鹿狩り」を狩猟は楽しいものだと宣伝するとのことです。

 

この話を読んで、今の日本とよく似た構造だなと思いました。

 

スカリー氏が述べるように、管理された狩猟の問題があります。

 

シカを殺せば、シカの個体数が増えるということです。これは、生物の基本性質なので、戦時中に人間集団でも観察される現象だそうです。

 

スカリー氏は、動物たちを殺害するより、「道路脇にフェンスや照明システムを設置する方が、少なくとも良心的にはずっと簡単ではないでしょうか」と語っていて、本当にその通りだと思いました。

 

人間が行なっていることで生じている問題を、「シカたちに責任があるようにして、人間は自分たちの責任を受け入れることを完全に否定しています」ということで、そのために、多くのシカたちが犠牲となっています。

 

解決策は常に銃、毒、罠などであり、お金の流れがあります。

 

シカたちはただのシカではなくて、個々の感覚的存在であり、かれらは自分たちの居場所が必要です。

 

現在、アメリカでは、シカも含めた自然環境保護活動が行なわれています。

 

アメリカでも、野生動物の個体数管理(=「駆除」)が行なわれていますが、殺すだけでなく、自然環境も含め野生動物たちの保護が行なわれており、日本の個体数管理や「駆除」とは違う印象です。

 

日本は、もっぱらシカやその他の(人間が厄介と判断した)野生動物の殺害ばかりを行なっています。

 

日本の自然環境意識や野生動物に対する意識や認識は、世界から取り残されているように思います。

 

 

わたしたちは、野生動物に道徳的義務を負っています。

 

シカのせいにしないでください。

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