お知らせ

 

 

3月3日(日)、奈良市で串田誠一議員との

共済、いのちの授業を開催します。

 

興味を持たれた方はぜひ参加してほしいです!

よろしくお願いします♪

 

詳しくはWDIのホームページをご覧下さい!

下矢印

 

 

 

今日も何事もなく1日が過ぎようとしています。

 

最近、朝遅く(6時半ぐらい)まで室内でまったりしている保護シカたち。

 

シカたちが朝室内で休んでいる時は、用がなければわたしはシカとイヌたちが動き出すまで布団にいます。

 

みんなが動き始めてから起きるので、毎日起きる時間が違います。

 

最近わたしはみんなより目が覚めるのが早いので、布団からみんながスヤスヤ寝ている様子を見てはほっこりしています。

 

日が暮れてから室内に入ってくる保護シカすぐるちゃん(♂6歳)は、毎晩、スノコベッドに上がり満足そうにしています。

 

「ここで休むのブームやねん」とすぐるちゃん。

 

ところで、コロラド大学の生態系及び進化生物学の名誉教授委である、動物認知行動学者のマーク・ベコフが、オオカミとクマに対する人びとの認識の誤りの理由についての記事を書いていました。

 

●記事はこちらです↓

 

 

環境科学者で自然保護活動家の心理学の専門家、ゴシア・ブリア博士が、野生動物に対する人びとの誤った認識が動物たちにどのように強く悪影響を与えるかを語っており、興味深かったです。

 

「素晴らしい動物に対する私たちの認識は、多くの場合、不合理な恐怖、先入観、偏見によって動かされている」ということで、それにはセンセーショナルな報道機関も関係しているということです。

 

報道機関は、動物を予測不可能、危険、攻撃的、信頼できないというものとしてレッテルを貼ることがよくあり、無数の動物の「駆除」報道は、人びとの感覚を鈍らせるそうです。

 

一頭のクマの苦しみなどを想像するのは比較的簡単かもしれませんが、数十頭や数百頭のクマの死は抽象的で人びとの共感能力を鈍らせます。

 

動物たちの保護は、個々の動物たちの本質的な価値を理解する必要があり、人間の心理を深く掘り下げる作業も必要とのことです。

 

知覚的存在である動物たちに対する認識を損なう感情の障壁は、個人の思いやりや幸福への配慮を妨げる可能性があるという。

 

ブリア博士は、「~人間の心理と格闘するのは必ずしも簡単なことではありませんが、それは不可欠です」と語っています。

 

そして、オオカミやクマを予測不可能、危険、凶暴、信頼できないというレッテルは事実ではないと述べています。

 

しかし、そのレッテルは残り続け、誇張されたリスクの認識と実際の極小のリスクを区別できない人たちが多いということです。

 

人間は直感などにより、危険な物などを察知する能力があるかもしれませんが、知的な動物たちが人間と平和的に共存できる科学的知見を無視し、動物への恐怖は誇張され続けています。

 

そして、動物たちと遭遇する頻度が少ないことで人の不安は増大するそうです。

 

その状態で、クマによる稀な人身事故の報道を見ると、誤った動物に対する認識を強く持つようになります。

 

クマやオオカミを危険であるということを野生動物管理者や狩猟団体、メディアがその認識をさらに膨らませ、「危険、攻撃的、対立などの言葉で私たちの不合理な恐怖を高め」致死的な「管理」ソリューションを正当化するのに役立っているといいます。このことは、日本でも同じですよね。

 

野生動物が数百頭殺されている報道を見た多くの人たちは、その衝撃から心がシャットアウトして、積極的関与から無意識に意識を引き離すそうで、大きな数字は人びとの感覚を麻痺させて感覚を鈍らせるということです。

 

社会で起っていることは政治(と法律)に依存しているため、野生動物たちとの平和的共存を目指すに重要なのは政治プロセスへの参加だそうです。

 

情報を得た市民が声をあげることもできるので、希望を持って活動していきたいですよね。

 

ブリア博士は、「事実を人びとに理解してもらい、その事実に心から関心を持てもらうこと」と述べており、「クマとオオカミを、独自の物語と展開する人生を持つ別個の個体として見ることです。それは可能です。人間の思いやりの能力は、止められない力です」と最後に語っています。

 

野生動物に関することについては、政治的なことで動いていることがほとんどなので、政治を変えていく必要があるのは確かですが、ここに住む人びとの動物への認識を変えていくことも非常に重要であると思います。

 

いつまでも、自然環境とそこに棲む動物たちへ暴力を行使し続けてはいけないです。

 

他の国では、動物に対するさまざまな角度からの研究が行なわれているのでいいですよね。

動物たちの本当の姿を見る努力もしてみよう。

にほんブログ村のクリックをお願いしますクローバーくまクローバーねずみクローバーいのししクローバー

  ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 環境ブログ 自然保護・生態系へ
にほんブログ村