お知らせ

 

3月3日(日)奈良市で、

参議院議員の串田さんとの共催

いのちの授業を開催します。

 

興味を持たれた方は、ぜひご参加下さい!

 

詳しくはWDIのホームページをご覧下さい

下矢印

 

 

みなさんのご参加をお待ちしております♪

 

 

雨が止み、張りきって散歩に出かけたイヌのひよりちゃん(♀10歳)。

 

ゆったりお散歩を楽しみごきげんさんでした。

 

保護シカたちは、雨でベトベトの地面に居心地悪そうにしていましたが、少しでも居心地よい場所を探してはまったり休んでいます。

 

ところで、日本は野生動物救護活動に非常に消極的で、捕殺対象の動物種は救護対象外とされています。

 

そのため、シカやカラス、非在来種などの救護はほぼ不可能な状態になっています。

 

もし、救護できたとしても、リリースができない場合は終生飼育となりますが、その許可を各自治体は出さないと今は判断されています。

 

その理由は、シカの場合だと農業被害等などから、シカの保護を快く思っていない人が多いということです。

 

行政からすると、シカの捕殺を進めているのに、シカの保護を許可することはできないということです。

 

整合性が取れないため、シカの保護がないがしろにされているのです。

 

単純に「そうだよねー。捕殺しているのに保護はないよねー」と思うかもしれませんが、これはフェアではありません。

 

市民の声を聞いての判断であれば、動物を大事に思う市民の声も行政は聞くべきではないでしょうか。

 

まったくフェアじゃないことがこの社会で行なわれているため、人間による野生動物の犠牲は増加の傾向をたどっています。

 

他の国でも、シカ との問題はありますが、シカを含む野生動物を救護するシステムが整っている州がほとんどです。

 

オーストラリアはシカの大捕殺を行なおうとしていますが、そのオーストラリアでもシカのサンクチュアリがあります。

 

ライエル鹿保護区(Lyell Deer Sanctuary)です。

 

ライエル鹿保護区では、シカ以外にヤギ、牛、鶏、モルモット、ホロホロ鳥、クジャク、猫、さらにはトカゲがいて、サンクチュアリには現在50匹以上の保護動物が住んでいるということです。

 

ライエル鹿保護区のサイトはコチラです↓

 

 

 

ここは傷ついたり孤児になったりしたシカたちを保護している施設ですが、観光地(施設見学)にもなっているそうです。

 

施設見学で得た収入を施設の運営にあてているそうです。

 

ライエル鹿保護区以外でも、他の国では野生動物保護施設がたくさんあり、傷病鳥獣をどこで発見しても救護できるよう、各州に救護センター(や動物病院)が設けられています。

 

人間との間に問題が起きている動物種であっても、救護が必要であれば救護して当然ですが、日本では「野生は野生のままで」と、よくわからない説がまかり通っているので、おかしいにもほどがあります。

 

今の日本は、人為的に負傷した野生動物であっても「放置」という考えであり、わたしたち人間がすべきことをせずに、人が楽な方へ突き進んでいます。

 

そのことによって、苦しむのは弱者である動物たちです。

 

野生動物たちは毎日人間に生活と命を脅かされる生活を送っています。

 

自然環境の破壊や汚染、交通事故、狩猟、「捕獲」事業など、わたしち人間は野生動物たちの生きる権利を剥奪しているのです。

 

助けが必要にもかかわらず、放置し、動物たちの生活と命を脅かす行動を加速させる行為にわたしたちはいつか大きなバチがあたると思います。

 

勝手な人間の都合で「助ける」種と「助けない」種を決め、種で扱いを変えるのは差別です。そして、すべきことの責任をも放棄していると思います。

 

このようなおかしなことをわたしは容認し続けることはできません。

 

自分たちの行なっている過ちに気づいた時、わたしたちは動物たちに敬意を持ち倫理に基づいた選択ができます。その選択をできる自分(や人類)を誇らしく思い、胸を張って生きていきたいです。

 

他の国のシカ保護活動に希望を感じます。

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