今日は、奈良県庁の奈良公園室と鳥獣対策係の方とお話をしてきました。

 

(奈良公園)保護管理区分C・D地区のシカの「駆除」と安楽死の話が検討会などで出ています。

 

「駆除」の理由は、シカが農作物を食べるからというものです。

 

しかし、適切な防除柵の設置でシカによる損失を回避できるので、その話と要望を行なってきました。

 

この件に関係する課は、奈良公園室と鳥獣対策係ですが、鳥獣対策係では、できることはあまりないということです。

 

シカの「駆除」により、農業被害はなくならないので、防除に徹してほしいと思い、わたしたちが設置する柵の資料を提出しました。

 

いつも話をする鳥獣対策係の方は、わたしたちが設置した柵の写真を見て、「こうできると本当にいいですよね」とおっしゃっていて、資料をみんな(鳥獣対策係)で共有すると言ってくれました。

 

わたしたちが設置した柵は、田畑へのシカの侵入を防ぎ、メンテナンスを4年以上しなくても、防除の効果を発揮しています。

 

メンテナンスが面倒、という農家の方たちにとって、とてもよい柵だと思うので、今回その話もしました。

 

そして、緩衝地帯の重要性の話もしました。緩衝地帯があることで、適切な柵をしていれば、シカたちは田畑に入ろうとしなくなるので、柵の効果はよりアップします。

 

しかし、奈良公園室の話によると、今回問題になっている畑では緩衝地帯を設けることができないということでした。

 

緩衝地帯が設けることのできない立地条件の田畑では、柵をしても柵の効果ははない、といわけではなく、適切な柵を設置すれば、緩衝地帯がない田畑でも柵の効果は発揮します。

 

ですので、適切な柵の設置はシカたちによる農作物損失を回避したいのあれば必須なのです。

 

そのために、どの農家の方たちも適切な防除柵の設置ができるよう、政府や行政が支援をしなくてはいけません。

 

シカによる農業被害は、シカ個体数と必ずしも比例関係ではないので、「駆除」をしても農業被害はなくならず、生物の基本性質で逆に個体数を維持させることもあります。

 

さらに、野生動物の捕殺は生態系に多大なダメージを与え、生態系に混乱を招く自然破壊であるため、野生動物の「駆除」対策ではなく、自然環境との調和を考えた対策が必要なのです。

 

感覚的動物を殺すことの倫理的問題もあることから、わたしたちは今の考えを改め、動物を含めた自然環境にたいして平和的活動を行なっていかなければいけませんよね。

 

このような市民の声に行政が耳を傾けてくれることを願っています。

 

今日は少し疲れたので早く寝ることにします。

おやすみなさい。

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 おしらせ

 

3月3日(日)、奈良県で串田議員との「いのちの授業」を開催します!

 

興味を持たれた方は、ぜひご参加きださい♪

 

みなさんのご参加をお待ちしております。

 

詳しくは、ワイルドディアイニシアチブのホームページをご覧下さい!

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