昨日倒れた同居人Kは今日、脳神経外科の検査を受けて異常は見当たらない診断を受けました。異常ないということは倒れた原因は不明ということなのでそこは気になりますし、心配の気持ちが大きいです。

 

しかし、ひとまず安心です。体調はまだ本調子でないため、数日無理しないで過ごすと言っています。ご心配をおかけしましたm(__)m。

 

わたしはKが倒れた所とその後の様子を見ているので、その怖さが今も残っていて思い出してはドキドキしています。

 

Kが倒れたことで今後の生活などいろいろと見直さなければいけないなと思ったので、これからKと相談しながら暮らしを整えていきたいと思います。

 

ところで今日、このような記事を見ました。

 

 

朝日新聞「シカの『空白地帯』で目撃情報 被害出る前に捕獲へ 大阪・南部」に、シカが定住する前に「シカを殺す」ということが書かれています。

 

なんと自然環境意識、道徳・倫理観のない対策かと思います。

 

そもそも、シカは日本に昔から生息している動物種です。

 

そのシカの乱獲や森林破壊などにより、シカの個体数が著しく減少したことでシカの姿のない自然環境になった地もあり、その地にシカが確認されることは本来喜ばしいことではないでしょうか。

 

シカによる農業被害については、防除に徹し、生態系の保全の観点からは、シカが自然環境に戻ってきたということでわたしはシカの存在が「脅威」になるとは思っていません。

 

★シカによる農業被害対策は防除です!とりあえず「駆除」みたいな感覚でシカ対策が行なわれているようにしか思えません。短絡的なシカの捕殺は、大変粗野で乱暴な行いですし、本質を考慮しない考えであると思います。

 

なぜなら、変移する自然環境に種が適応した結果が今の自然環境です(=環境と自然動植物の相互関係が作り出す自然環境=自然環境が出した答え)。

 

それを「おかしい」とか「脅威」だとか言うのは、どのような根拠から言われるのでしょうか?

 

植物が生い茂っている自然環境を「健全」や「よい」と思うのは思い込みにすぎないかもしれないというのに、それは棚の上です。かつてシカ個体数が多かった時代の自然環境は、下層植物が少なかったかもしれないですよね。

 

シカの存在が自然環境へ与える影響の長期的な研究は(おそらく)行なわれておらず、シカの存在が自然環境に悪影響を与えるという根拠はないため、現在行なっている対策は自然環境を混乱させているだけではないでしょうか。

 

また、シカを殺すことで個体数を減らし、被害をゼロにするなど言っていますが、シカの殺害は、シカ個体数を増やすことに繋がります(生物の基本性質など)。

 

シカの捕殺は何十年も前から行なわれていますが、被害が減少していないので、その方法は適切ではないということです。

 

それをわかりながら、今もなおシカの捕殺を行なっている理由を知りたいところです(利権の膨らみですかね?)。

 

シカの捕殺対策について、とても残念に思うのは、研究者の方たちの考え方です。

 

シカ個体数は、捕獲圧のみ増減すると信じて疑わない研究者の方たちがほとんどだそうです。

 

そのため、研究者は「シカの捕殺が必要。捕殺しないと『大変な事になる』」などと、人々に危機感を持たせる発言をしていますよね。

 

日本の研究環境は、30数年前から崩れはじめ、今では政府の方針に沿った(政府にとって都合よい)研究しか行なわれなくなっているとのことです(研究者の方から聞きました)。

 

そのような社会で、シカたちの保護を訴えるのは大変厳しいと思いますが、このブログを読んでくださっている人たちの心に響くことを希望とし、シカにたいする政府の今の考えはおかしいということをわたしは主張していきたいと思います。

 

 

自然環境のあり方は、人間が決めることではないとわたしは思っています。

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