今日も自分の思考を整理しながら、イヌと保護シカたちとゆったりした時間を過ごしていました。
 
 
シカたちが直面する生活の改善を願い活動をしていますが、成果を上げられずにいるので気持ちが焦るばかりです。
 
社会はすぐには変わらないと理解していますが、シカたちの犠牲を考えるとやはり焦ります。
 
犠牲は避けるべき事ですが、そのことを理解されない社会で個々の動物たちの存在の大事さをいくら叫んでも人びとには全く届かず、毎日とても悲し気持ちですごしています。
 
活動し始めたころにある画家の絵がわたしの胸に響きました。
 
人生で絵を買うのは手元に置きたい作品だけで、絵の中にさまざまなメッセージが詰まっているものです。
 
こちらの絵は暗い森の中に明るい光があり、その光をシカが見ています。
 

 
この絵を見て、わたしが最初に思ったことは「食糧が非常に乏しい冬に見つけた食糧の光」です。
 
しかし、その光は死に繋がる光です。
 
シカたちは寒い暗闇の中、お腹を空かせて食べ物を探し歩き、やっと食べ物を見つけました。
 
シカたちには光が見えたでしょう。
 
しかし、その光は一瞬にして絶望の暗闇に変わります。
 
そうです。罠です。
 
シカたちに見えた光は幸福に繋がる光ではなく、それを装った絶望と死の偽の光でした。
 
光を見たシカたちの闇の絶望は計り知れないものです。
 
わたしはこの絵から、喜びを経験できる本当の光をシカたちに見つけてほしいといつも願い活動をしています。
 
無力に等しいわたしの活動ですが、ここに住んでいる人たちがシカやその他の野生動物たちの暮らしを少しでも想像して、身近に感じてほしいなと思っています。
 
わたしの活動を馬鹿にする人もいますが、別にいいんです。
 
わたしの活動でひとりでもシカたちの境遇に思いを寄せてくれる人がいるなら……。
 
現代人がシカたちに行なっていることはジェノサイドです。
 
標的にされたシカたちはの生活は本当に苦しく、毎日がとても危険な暮らしです。
 
自然環境やそこに棲む動物たちへの共感を無くすと、人間はこれほどにまで暴力を愛する生き物なのだと人間という種に強い危機感を抱きます。
 
狩猟や「野生動物の駆除」を正当化する言説が社会に流布していますが、一般的に言われていることが正しいとは限りません。
 
どうか、シカたちに言われていることへ疑問を持ってほしいです。
 
同調圧力などに流されず、犠牲を減らすための方法を考える自分に……。
 
他種への共感はその者たちを救うだけでなく、人間をも救います。
 
どうか、平和的思考で物事を考えられるおとなに……。
 
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