お昼ご飯を食べた後、イヌのひよりちゃん(10歳)とソファーでゴロゴロしていました。
 
13時になりわたしはソファーから下り、ふとひよりちゃんを見ると毛布に包まれた状態でわたしを見ていました(笑)。
 
どうしてこの状態になった?

 
 
保護シカすぐるちゃん(6歳)は電気ストーブの前でちょこんと座りぬくぬく。
 
ところで、野生動物との平和共存について検索していると、自然環境保護の意識の高い国で「相互適応」について語られていました。人間と野生動物の相互適応で、野生動物との関係性や恩恵が変わってくることが書かれていました(参考文献)。
 
相互適応とは、人間が改変する自然環境や人間の行動などに適応進化する野生動物と野生動物と人間が共有する自然環境で起る出来事などに対して人間が適応することです。
 
人間側のそれには野生動物への寛容も含まれており、持続可能な自然環境を構築するには、「人間と野生動物との間の多様でダイナミックな相互作を特徴とする共通の新しい生態系」を理解する必要があるとのことです。
 
地球の表面の大部分は人間と野生動物によって共有されているため、わたしたちも野生動物たちへの適応が大事だと思いました。
 
日本では野生動物の姿を見るなり、大騒ぎしすぐにマスメディアがそれを報道しますが、他の国ではシカが住宅地や街を歩いていても人間は大騒ぎしていません。
 
動画撮影する人はいますが、シカをどこかに追いやったり、脅かしたりせず、シカが自分で森へ行くのを見守っています。
 
他の国でも、野生動物の個体数管理や「駆除」は行なわれていますが、生態系保全の名の下に「駆除」するだけでなく、個体数が減少しすぎないように給餌も行なっています。
 
日本も他の国も野生動物管理(捕殺など)として行なわれていることが政治的であるため、本来の野生動物と人間の適切な関係性から遠く離れたものになっています。
 
そのため、「駆除」などで野生動物の個体群が著しく減少したり絶滅したりしています。
 
人間の行動が他の種の衰退に直接関与していることさえ認識していない現状だそうです。
 
本来の持続可能な自然環境の構築を目指すのであれば、人間は自らの行動を制限したり、修正したりして適応しなければいけないということです。
 
動物たちは人間や人間の行動に対して強い適応を見せますが、全てがそうではなく脆弱な結果をもたらすことがあり、その場合は種は長期的に存続できず絶滅してしまいます。
 
現在、自然保護先進国では再野生化プロジェクトが行なわれていますが、そのことにより、問題が生じていることもあるそうです(例えば、オオカミの導入によるオオカミの個体群増加で家畜などへ被害がある)。
 
再野生化=野生動物の種や個体数が多くなることで、問題が出てくるということは、人間は自然環境に適応できていないということではないでしょうか。
 
野生動物の「駆除」によって問題を解決しようと考えることで、他の種は衰退します。
 
このことは、今までの歴史でよくわかりますよね。
 
自然環境破壊につながる野生動物の「駆除」を繰り返さないように、人間は自然環境への適応が求められているのだと思います。
 
ともあれ、他の国での野生動物に関する議論は非常に先進的でさすが!と思います。
 
日本もせめて、自然環境に生きる動物たちへの共感ある本質に目を向けた(専門家も含め)議論が行える社会になってほしいです(日本では自然環境や野生動物との関わりについて論理的で本質を突いた研究を行なっている研究者はなぜかほぼ取り上げられません。御用学者のような方たちがたくさんテレビなどに出ていますよね。残念です)。
 
自然環境に他の種がいることは当然のこと。
 
わたしたちは他の種と地球を共有していること。
 
他の種の存在によって、私たち人間は生かされていることをきちんと理解してほしいなと思います。
 
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