今日は少し気分が浮上したわたしですが、またいつ沈下するかわかりません(苦笑)。
野生動物に対する過剰な反応をするこの社会を見ていると、とても危険な方へ向かっているなと思います。
野生動物と人間との間に生じている問題に対して、現在は野生動物を捕殺するという「駆除」が行なわれています。
しかし、カナダなどでは「駆除」は見直されてきており、野生動物との平和共存に向けた先進的な議論が行なわれています。
他の国の動きを見ていると、日本の野生動物と自然観が共存と真逆であることがいっそう顕著になり、このままではいけないという気持ちになります。
野生動物との間に生じる問題は、わたしたち人間次第で大きくもなれば小さくもなります。
問題に取り組むには、まず、野生動物たちの存在を受け入れて平和共存する姿勢が必須です。
野生動物を「敵」としている時点で、問題は解決には向かいません。
それ以前に、野生動物を「敵」とする根幹には、野生動物への偏見や差別があるので、そのことに気がつき、野生動物への認識を改める努力をしなくてはいけません。
「被害」を受けていると、「そんなのできるわけない」と思われるかもしれません。しかし、野生動物を見る視点を少し変えるだけでも、今まで見えていた野生動物の姿と違う姿が見え、野生動物への見方が変わるかもかれません。
人間からの迫害を受け、破壊される自然環境で毎日を懸命に生き延びようとする野生動物たち。
そのかれらの生活に共感することはとてもすばらしいことです。
懸命に生きているのはわたしたち人間だけではありません。
他の動物種たちも、苦しい暮らしの中、生き抜くために毎日毎日とても懸命に生きています。
わたしたち人間は、あまりにも自分たちの種のことだけを考えすぎて他の種との平和的にかかわる精神を失っています。
そのことから、他の種への過剰な反応があり、他の種の排除が「普通」になっています。
これを人間間での事象で言うと他の国や民族との戦争ではないでしょうか。
加害者と被害者をすり替えるような政府の見解やマスメディアの報道は背景を見えにくくするので注意が必要ということを、国内状況が非常に不安的な地域で活動している方が言っていました。
・加害者と被害者をすり替える→野生動物からの被害に苦しんでいるという人間側の主張は、実際は生息地を人間に侵略されている野生動物たちが被害者であるということ。リニア開発やリゾート施設建設、自然環境破壊を伴う再生エネルギー施設の建設、住宅地の建設など、毎日どこかで野生動物たちの生息地を私たち人間は破壊し奪っています。
争いはある人達によって意図的に作られるものです。
野生動物と人間との軋轢も同じくです。
そのことにどうか気づいてほしいと心から思っています。
野生動物たちと平和的に関わることは可能なのですが、それをしないのはわたしたち人間であるということ……。
つまり、わたしたち自身の認識、価値観、意識の問題なのです。
野生動物たち自身の問題ではありません。
シカについては、農作物の被害が問題視されていますが、農業をしている方が、対策の工夫は併用するのが効果的であると言っていました。
たんに柵だけ設置するのではなく、その他の防除アイテムも使用するということです。
その方が「目玉フラッシュ」という、LEDの光でシカやイノシシを警戒させ農業被害を軽減するというアイテムを教えてくれました。
実際にこの商品を使うことで、シカに豆の葉を食べられなくなったということです。
目玉フラッシュはこちらです↓↓↓
地球は人間のためにあるのではないので、地球で生息する無数の種と共に生きていく意識が必要です。
なぜなら、それがこの地球で生きる意味のひとつだからです。
異なる存在を受け入れ、暴力ではなく平和的な関係を築くために、わたしたち人間は発達した脳を十分に使わなければいけないと思います。
まずは「地球には人間以外の種が生存している」という当然のことを受け入れてみませんか。
「穏やかにいこうよ~」とイヌのひよりちゃん(10歳)。
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