9月14日YouTubeのアニマルライツチャンネルに参加しました。

そこでわたしは「シカを取り巻く現状と問題の解決策」のお話をしました。

 

わたしの話は「野生動物と平和共存を目指す」内容であり、野生動物を「敵」とせず、動物たちとどう関わるべきかを問う構成にしてみました。

 

しかし、わたしの前に発表された方の内容は、野生動物を「敵」とし「野生動物と戦うための~」対策のお話でした。

 

アニマルライツチャンネルなので、動物の権利にそった話になると思っていましたが、そうではなくわたしは大変混乱してしまいました。

 

動物を「敵」とすることで、動物たちは「害獣」と言われたり「外来種だから」と「駆除」が必要との論調になったり聞くに耐えない内容でした。

 

アライグマは「狂暴」とレッテルを貼られ、「害獣」は電気刺激によって地面に落下させ「追い払い」、動物を「悪」とすることから、このような動物への暴力と差別が生まれます。

 

そのことによって、野生動物たちは人間に生活を脅かされ、行き場に困り、命をも奪われているのです。

 

「追い払い」は偏見や差別に依拠しています。また電柵についても同じです。

 

たとえば、人間の子ども(言語取得前)が入ってはいけない場所があるとします。

 

子どもがその場所に入らないように、その場所にあなたは電柵をはり、子どもに電気ショックや痛みを与え、子どもを「追い払う」対策をしますか?

 

しませんよね?人間の子どもにしないことをなぜ他の動物種にするのでしょうか?

 

そして、次に気になったのは、自然環境や生態系の知識や他の種と共存する意識を感じられなかったことです。

 

人間以外の動物たちはこの地球の環境にいて当然の存在です。

 

その存在を問題視すること自体、動物への理解や尊重、自然環境意識の低さの表れです。

 

また、「外来種」については、生態系に悪影響を与えると言われていましたが、その綿密な検証は日本ではほぼ行なわれておらず、海外での調査報告は「ほとんどの非在来種は害ではない」というものです。

 

「外来種=悪」と認識するのはもうやめませんか。

 

非在来種たちは、人間が荒廃させた地に定着してその地の生態系構築に貢献してくれる大事な存在です。その存在を「外来種」だから「悪」(外から来るものは悪)と決めつけ殺すのは、意図的に行なわれる戦争や争いの構造と同じです。

 

自然環境や生態系、個々の動物たちの生態や性質などの知識がなく自然環境や動物への敬意ない話の場では、必ず動物たちの悪口が飛び交っています。

 

今回、チャンネルに参加して思ったことは、この企画が動物への加害を肯定し、動物との共存や配慮に欠けたアニマルライツでもウェルフェアでもなかったということです。

 

動物を殺さない、動物に危害を加えない方法での共存の道があるので、それを調べ実践すべきです。

 

動物との共存意識が全くない今回の話にわたしは非常に胸が苦しくなりました。

 

それをアニマルライツチャンネルで発信するのですからなおさらです。

 

このことによって、知識を得た人たちによりまた動物たちが苦しみ痛みを伴うのです。

 

悲しいです。

 

今回の件をきっかけに、わたしもYouTubeで野生動物との平和共存について発信していきたいと思いました。

 

いつ実現できるかわかりませんが、その方向で準備など進めたいと思っています。

 

非在来種も含め全ての野生動物は地球の自然環境に必要な存在でかけがえのない存在です。

 

●アニマルライツチャンネルVOL44はこちらです↓↓↓

 

 

追記

話の中に「ジビエ産業」が出てきましたが、ジビエはここ数年の間に急激に拡大したビジネスです。多くの人がジビエで生計を立てられるようになったのもここ数年の間の話です。ジビエ産業が急速に拡大しているのは利権だからです。ジビエを国策にしたのは自民党の石破さんです。

 

種で差別することのないようにしたいですね。

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