今日は雨がよく降っていて犬と鹿たちは室内でまったりすごしていました。
 
前立腺癌で余命宣告を受けた犬のしゅんちゃん(♂12歳・毛色黒と白)は、今日も調子よさそうでした。
 
今は夕ご飯を食べて、お気に入りの縁側でスヤスヤお休みしています。
 
↓この写真は雨降る午後の写真です。

 
ところで、「SUSTAINABLE 私たちを取り巻くSDGs」というサイトに野生動物の「駆除肉を食べることで、環境保護に貢献できる」などと書かれてり、大変おどろいています。
 
このような事実ではないことをメディアは記事にして、正確ではない情報を社会に拡散するので本当に困ります。
 
野生動物を殺して食べることは、生態系保全でも自然保護でもありません。
 
さらに野生動物を殺し食べたり利用することで、新たなパンデミックが発生しやすく、COVID-19発生以降、中国では(いくつかの例外を除き)包括的に陸上野生生物の摂取を全面的に禁止する発表をしました。
 
日本では、ジビエをSDGsと強引に結びつけ、野生動物を殺して消費することは「よいこと」と宣伝する企業もありますよね。呆れ返ります。
 
十分な検証なしに、短期的に見られる目の前の事象だけ取り上げ「シカは『増えすぎ』生態系を破壊している」と言っているのです。
 
長いタイムスケールでの自然生態系を見ることなく、短絡的で乱暴な捕獲事業が行なわれているのです。全く科学的ではありませんし、残酷性が際立っています。
 
現在「よかれ」と思って行なってることでも「そうではない」ということがあり、野生動物の「駆除事業」も例外ではありません。
 
有効だと考え行なっていた被害対策が被害を悪化されることも実際に起きているということです。
 
2024年度の鳥獣被害防止総合対策交付金は2008年から最高額で、なんと120億を超えています。
 
政府はジビエ利用の更なる拡大と捕獲に力を入れているようで、捕獲した動物をジビエにする場合、「捕獲活動支援の単価」がそうでない場合より2000円もアップするのです。
 
さらに、狩猟免許取得などの費用についての支援に非常に積極的です。
 
政府の考えは、野生動物を多く殺してその死体をジビエとして消費させることです。
 
農業被害対策と言いながら、目的はジビエの消費拡大になっています。
 
「いやいや、そうじゃないよ!」と声がしそうですが、シカやイノシシの集中捕獲キャンペーンを行なっていたりジビエ利用推進、促進したり、それらの資料から政府の考えはよくわかります。
 
ジビエ利権がますます大きくなってきていると感じます。
 
せめて、メディアは公正、公平な報道をしてほしいですが、メディアも企業も権力と繋がっていたり忖度したりがあるので非常に残念です。
 
このジビエ消費キャンペーンの拡大はどこまでいくのでしょうかね。
 
市民は目覚めてほしい(本質を見極めてほしい)と心から思います。
 
ジビエは持続可能(SDGs)ではないことについては、こちらの記事を参考にしてほしいと思います↓↓↓

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