今日も日差しが強く日中は気温が高くなったので犬のしゅんちゃん(♂12歳・余命1ヶ月ほど)が楽なようにと午前中からエアコンをつけて室内の気温をかなり下げていました。

 
室内の温度が下がるとしゅんちゃんは夕方までほとんど寝て過しています。今日も穏やかに過しているしゅんちゃんです。
 
犬のひよりちゃん(♀9歳)の散歩中に道路に立って住宅地に興味を示していたシカさんと出会いました。
 
おそらく、保護鹿すぐるちゃん(♂6歳)の親戚だろうと思います。
 
ひよりちゃんは鹿さんに慣れているので家族以外の鹿さんを見ても「あ、どーも」という感じで大きな反応を示しません。
 
野生の鹿さんがわたしたちの姿を見て山に帰ると思ったので、ひよりちゃんと少し離れた場所で立ち、鹿さんが山に入るのを待っていました。
 
しばらくして野生の鹿さんは少しお尻の毛を広げて山へ入って行ったのでホッとしました。
 
野生動物が街に姿を現すと人間は大騒ぎるすので、なるべく姿を見せないようにといつも思います。
 
山へ入った鹿さん。矢印と丸印内に鹿さん(♀成獣)がいます。
 
 
 
山にいる鹿さんを見つけるのは鹿観察に慣れていないとなかなか難しいと思いますが、鹿さんの姿はわかりますかね?
 
鹿さんたちの毛並みの色と自然環境の色が上手くとけあっていますよね。
 
鹿さんが入っていた山は分断化された小さな山です。
 
しかも、すぐ側には人が住んでいます。
 
活動領域が極端に狭い環境でここの鹿さんたちは生きているのです。
 
狭い生息環境で人間に気をつかいながら生きていくのはとても大変なことです。
 
人間の活動が静まった夜に食べ物のある道際などに移動し、人間が活動し始める早朝にまた植林された薄暗い山へ帰る生活です。
 
こんな窮屈な生活を鹿を含め野生動物たちはしているのです。
 
胸が苦しくなります。
 
人間は自然環境を闊歩し、野生動物たちへの配慮なく暮らしています。
 
人間にとても遠慮して細々と生活している鹿やその他の野生動物たち。
 
その鹿たちに人間は容赦なく、多くの鹿たちが毎日人間によって殺されているのです。
 
鹿が起こす問題は自然環境を改変してきた人間側の問題です。
 
しかし、その問題の本質(自然環境の構造)を調査することなく、わたしたち人間は鹿たちを無数と殺しています。
 
しかも「有効利用」と言い、鹿の死体を食べ、皮を日用品にし、角などを「ペット」に与えるといった鹿の搾取を行なっています。
 
個々の存在が殺されることに胸の奥がえぐられるような思いになります。
 
自然環境や野生動物たちへの理解なく、自然動植物に対する暴力を行使し続けているのですから、人間都合の考えで野生動物たちが犠牲になってるのは明らかですよね。
 
自然環境とそこに棲む動物たちへの認識を従来のもの(排除思考)から、自然環境と調和するもの(平和共存)へ変えなくてはいけません。
 
今この時も野生動物たちは自分の命、子どもの命、家族の命、仲間の命を守り生き抜くために非常に厳しい自然環境で懸命に生命活動を行なっています。
 
そのかれらにわたしたちは暴力や偏見、差別ではなく、尊重や配慮、思いやりといった平和的な面を向けよう!
 
 
我が家の保護鹿すぐるちゃんは一昨日から脚を痛めているので少し内気になっています。
 
すみっコぐらしに(汗)。
 
でも、庭に出て植物のフワフワ絨毯に顔をスリスリもするよ、とすぐるちゃん。

気持ちいいよね~。

 
すぐるちゃん、脚が早く回復するといいね。
 
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