末期癌の診断を受けた犬のしゅんちゃん(オス12歳)。
朝ご飯はモリモリと食べ、庭で排泄して定位置で休んでいました。
今日は散歩に「いかない」と言ったしゅんちゃん。
昨日の検査での身体と心の負担が大きかったと思います。
いつも思うのですが、動物に寄り添った動物にやさしい病院というのはなかなかないですね。
昨日の病院でも犬たちへ配慮のない医師の行動が見られ、わたしはしゅんちゃんのことが心配でなりませんでした。
しゅんちゃんを気にしてくださっている方からの思いやあるコメントの中に「動物たちはみんな頑張り屋さんですよね」とありました。
本当にその通りだと思いました。
動物たちの頑張りを見ないで動物たちの頑張りに甘んじ、動物を雑に扱うのは動物に負担を強い、動物たちを苦しめます。
これからしゅんちゃんは闘病生活になりますが、コメントでいただいているように、痛みや苦しみが少ないことをわたしも心から願っています。
みなさんからいただいたコメントをしゅんちゃんに伝えました。
「痛みないといいね、苦しくないといいねって願ってくれているよ」と。
やさしいお言葉をありがとうございます。
犬たちとの生活からわたしの生き方が大きく変化し、鹿たちを保護してさらに変化しました。
その大きな変化とは「ビーガンという生き方」を知ったことから始まったのです。
先日、翻訳家で執筆家の井上太一さんの『今日からはじめるビーガン生活』が出版されました。
本書はビーガンを実践するにあたって必要な知識が豊富に書かれていて、実践しやすいのはもちろん「実践したい!」と思える構成や内容でいいなと思いました。
わたしがビーガンを始めた時は、ビーガン歴20年ほどの友人にいろいろなことを教えてもい実践できるようになりました。
自分でも動物搾取について調べ、その構造から知り、自分はどうすれば動物搾取に加担しなくていいかに多くの時間を使っていたのです。
しかし、『今日からはじめるビーガン生活』を読めば、ビーガン実践にあたり多大な時間を要さなくても、すぐに実践できます。
動物が置かれている状況について書かれた、PART02「動物利用の問題を考える」では、動物たちの置かれている状況に気持ちが暗くなるかもしれません。
しかし、この部分を読むと「動物たちの苦しみを減らすためにわたしに何ができる?」のか強く考えられるようになると思うので、ぜひ読んで動物たちの声を聞いてみてほしいと思いました。
エピローグに「『できる範囲でやる』ではなく『どうすればできるのかを考える』」と書かれています。
このことは他のことでも言えますが、特にこの社会でのビーガン生活は「どうすればできるのかを考える」こと大事で、それなしでは実践するのは難しいだろうなと思いました。
まずは、できる範囲から始めたとしても、その後、「どうすれば~」と自分の生きたい生き方をより現実にするため考えることができればいいですよね。
動物擁護活動を進めるにあたっても、読んでいて気持ちが前向きになる(動物たちの犠牲を減らせる)心地よい一冊です。
ビーガニズムは誤解されていることも多いですが、本書を通し、その誤解が解かれますように。
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●補足2023年8月22日
うっかり書き忘れていたことがあったので補足します。
本書のPART 05「ビーガニズムの輪を広げるために」では、わたしたちが動物たちのためにできる活動について書かれています。
ここでは活動の仕方や学びの方法だけでなく、わたしたちが生きるために必要で大事なことも書かれているため、大変勉強になります!
どのような活動をするかは個々に異なりますが、その活動が少しでもスムーズに進めるために、PART05をぜひ参考にしてほしいなと思いました。もちろんわたしも何度か読み要点を押さえ活動に生かしたいなと思います。
以前、わたしは井上さんに「子どもたちが動物を救う101の方法」の「おとな版」があるといいなと話していました。
PART05はそんなわたしの意見を井上さんが反映してくれたことは本を読んですぐにわかりました。井上さん、動物を救うおとな版を書いてくださり、ありがとうございました!
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ところで、井上太一さんが今後の活動の方向性についてご自身のHPでその意を書かれていました。
今まで動物擁護の関連書籍の翻訳・執筆をされてきた井上さんですが、
これからはフェミニズムの文献の紹介もされるそうです。
動物たちの問題と性差別の問題は繋がっているので、井上さんが領域横断的な活動をしてくださるのは動物擁護活動家と女性という立場から心強く感じます。
この社会では女性差別問題もほとんど問題とされず、女性は差別ある中でそれに適応しようと生きているのがまたつらいところです。
●井上太一さんのHPはこちらです↓↓↓
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