昨日の記事の我が家の保護鹿たちの毛の画像を見て、X(ツイッタ-)でお知り合いになった方が「こんなにツヤツヤで健康的な鹿さんの背中は見たことがありません。雪音さんのお陰で彼らが幸せなのが伝わってきます」というコメントをくれました。

 

動物たちの毛並みの状態に意識が向く人は少ないので、このコメントを見て嬉しく感じました。

 

嬉しく感じた理由は、動物たちの毛並みや表情などに意識が向くと、動物たちの声(気持ちや健康状態)に気づきやすくなるからです。

 

動物たちの毛並みの状態や表情、行動、鳴き声などから動物たちの「声」を聞くことのできる人が増えると、動物たちの苦しみを重視する人が増え、つらい思いを経験する動物たちは減るのではないかと思っています。

 

動物は「モノ」とした単に「かわいい」という感じ方ではな、個々の存在である動物たちを見てほしいと心から思います。

 

ところで、ツイッターで「はだしのゲン」の動画が流れていたので午前中にそれを見ることにしました。

 

「はだしのゲン」を見るのは小学高学年以来でしたが、原爆投下以降のシーンなどは覚えていました。

 

動画を見終わって現在の社会を俯瞰すると、日本の考えは戦前とほとんど変化なく、再び戦争を行なう国に向かっていることがよくわかりました。

 

動画を見て率直に思ったことは「過去に悲惨な経験をしてきたにも関わらず、現在なぜこのような社会になっているのか」ということです。

 

2021年の8月のブログで戦争について書いていますが、その時のタイトルと今日のタイトルがほぼ同じでした。

 

●記事はこちらです↓↓↓

 

 

 

2021年8月の記事に書いたことは大事なことなので、再度ここに書いておこうと思います。

 

BBCNEWS記事、「第2次世界大戦の英雄と、日本の過去との向き合い方」を読んだ。

 

戦前からの連続性がわかりやすく書かれている。

 

侵略戦争を始めた日本は降伏をしたのだが、記事には「降伏後、アメリカは裕仁を戦争犯罪人として裁かないことを決めたのだ。その代り、彼は天皇の座にとどまり、実質的なアメリカの操り人形となった」と書かれている。

 

多くの犠牲を出していたにも関わらず、戦争に関係している人たちの関心は、天皇制の維持だった。

 

大工をなりわいとしてきた佐藤さんに記事、「驚くほどの「人権感覚のなさ」 大工が知った“憲法びっくり”」には、憲法がどのような経緯でどのように作られたかなどが、とてもわかりやすく書かれている。

 

佐藤さんは人びとが憲法をより身近に感じ、憲法に触れてもらえる活動を行い1984年から「戦後カレンダー」を作り続けてきた。

 

佐藤さんの記事に「安倍首相が『GHQ(連合国軍総司令部)から押しつけられた憲法だからじぶんたちの自主憲法をつくろう』とさかんに言っていけど、学んでみると、はじめGHQは、自分たちで憲法をつくる気はなかった。日本を間接統合する方針だったから、日本政府に憲法をつくるように指示した。ところが出てきた政府案(松本試案)にGHQはびっくり。『日本国は君主国とす』『天皇は君主にしてこの憲法に条規により統治権を行う』と明治憲法と似たものを出してきた。『軍事主義の除去と民主的傾向の強化、基本的人権の確立』のポツダム宣言を受託して敗戦したのに、その受託内容を無視したものを出してきた」と書かれている。

 

戦後日本とよく似た状況であったドイツは戦争責任を追及し続けているが、日本は違いますよね。

 

戦争にかかわり悲惨な歴史を作ってきた人たちのつながりが今もなお、権力を握っているのが現状です。

 

地球温暖化による気候危機で、生物の存続が危ぶまれる中、日本は戦争の準備を着々と進めているので、絶望しかありません。

 

人間のおとなは何をしているのかと思います。

 

現在、修正された歴史の内容を学ぶ機会が圧倒的に多いので、そうではない事実の歴史(調べるのも大変になってきていますが)を学んで、今の社会を見てほしいと思います。

 

学生の頃、日本の歴史は「なんだかよくわからないな~」と思っていたのは、それなりの理由があったとおとなになり知りました(アマテラスオオミカミとか意味不明でしたから・苦笑)。

 

現在の社会の様子を見て、戦争の反省をしていないので、過去の戦争から何も学べていないのだと思いました。

 

日本の政治、日本の社会のあり方などを知れば知るほど恐ろしいし、強い危機感を抱きます。

 

気分がダダ下がりなので、気分転換に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を見に行きたいなーと思うようになっています。

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