午前中に庭掃除をしていましたが、とても蒸し暑く顔面と体は汗が噴き出し、汗で体が大変なことになっていました(苦笑)。

 

庭掃除中、シカたちも庭にいてわたしの様子を見てくれていました。

 

イヌたちはふたりとも庭の穴蔵で寝ていました。

 

水遊びの後に穴蔵に入ったイヌのひーちゃん(メス9歳)の毛には土がたっぷり付着して別のイヌの姿になっていました(茶色の毛のイヌに・笑)。

 

わたしは常に気分が下がっている状態で弱音を吐き出したくなりますが、日常生活には今のところ支障ないのでよしとし、イヌとシカたちと平穏な時間をすごしています。動物たちが直面する現状を知ると、それ以前のように笑えなくなっていますが、動物たちが喜びを感じている姿などを見ると、ニッコリとできます。それが心の充電になっているように思います。

 

ところで、このような広告を見ました。↓↓↓

 

シカの画像とともに「おいしく食べて 森と畑を守ろう」と書かれています。

 

エゾシカの死体を使用したカレーの宣伝のようです。

 

いつも思うのですが、殺してその死体を食べる宣伝に美しくかわいい動物の画像を使うのはなぜでしょうか?

 

この宣伝のシカを見て「シカ おいしそ~!」と人びとは思うのでしょうか?

 

もし、そうだとしたらわたしには全く理解のできないことです。

 

そして、この広告のキャッチフレーズですが、違和感満載です。

 

最近になり、ジビエの宣伝に「おいしく食べて」がよく使われていますよね。

 

これは、野生動物は「おいしくない」「臭い」「肉がかたい」などのイメージを払拭するために「おいしく食べて」を頻繁に使うようになったのだと推測しています。

 

ジビエ推進派は「イメージ」の重要性を熟知しているので、ジビエに対するネガティブなイメージをポジティブに変換しようと必死になっていますよね。

 

「森と畑を守ろう」についても、野生動物殺害というネガティブな行為をそうでないイメージにすり替え、よいイメージを人びとに刷り込むも働きがあると思います。

 

ネガティブな物事にはポジティブな文言がよく使われるので、注意したいです。

 

それ以外の問題は、キャッチフレーズの内容が正確かどうかです。

 

シカを「おいしく食べて 森と畑を守ろう」は正確な内容ではありません。

 

シカを殺すことで、自然生態系の攪乱であり、生態系にダメージを与えます。

 

そしてシカを殺しシカの個体数が減れば、農作物被害は減少すると一般の人は思い込んでいますが、シカを殺しても農作物被害の問題解決にはなりません。このことは研究でも明らかになっています。

 

正確ではない言葉を使用し、ジビエの消費を促すやり方はとても酷いと感じます。

 

現在、狩猟ブーム・ジビエブームと言われてメディアもそれをよく取り上げていますが、その情報などに対して批判的思考(クリティカルシンキング)を持って「おかしい」を見つけてほしいと思います。

 

ジビエは持続可能ではなく、持続不可能なものです。

 

このことについては、こちらのWDI記事をご一読ください↓↓↓

 

 

 

イヌたちのぬいぐるみに興味を示すシカののぞみちゃん(メス推定6歳)。

 

ジビエだけでなく、他の聞こえのいい言葉にも惑わされませんように。

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