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植物が比較的多い山里ですが、今日は猛烈な暑さになりました。

 

今年も他の国では大規模な山火事が起きている(トルコなど)ので、その原因である地球自然環境破壊などについて意識を向けてほしいと思いました。

 

地球の肺と言われているアマゾンも畜産により大規模に消失しています。人類の存続を考えれば、自然環境破壊や汚染はよくないことと多くの人類は理解しているはずですが、それらをとめることに成功していません。

 

ところで先日、北海道でエゾシカの皮を活用し、皮なめし作業の体験やレザークラフトを行なっている団体の講演会で北大のシカ研究者、立澤史郎さんの話があったのでズーム参加しました。

 

参加者のほとんどがシカを殺したり、食べたりしている人たちだったので、気落ちしましたが、立澤さんの話では興味深いことを聞けたのでよかったです。

 

立澤さんは現在62歳ですが、幼い頃から生き物の姿を見ることが好きで、よく山へ行っていたそうです。しかし、1年後に山へ行くと山はなくなっており、1年で山がなくなっている現象は各地で見られたということです。

 

奥山の消失が自然環境で生きる動物たちにどのような影響を与えていたのでしょうか……。

 

急激な環境変化により、動物たちは暮らす場所を奪われ、食べ物も人間に奪われてきたのです。それは現在も続いており、野生動物たちの生息地は人間という動物によって大きく攪乱されています。

 

シカが人里や市街地などに来る理由を知るためには「シカの特性を知る必要がある」と立澤さん。立澤さんはシカの基本性質などを学ぶことの大切さを語っておられましたが、残念なことに、このような基本的な研究を行なう研究者が減っているとのことでした。逆に増えている研究は「シカを捕殺する研究」だそうです。

 

日本の山の多くが二次林であり、古い山がほとんどなくなっている状態なので、今後の自然環境との関わり(野生動物をも含む)を研究者の方たちには研究してほしいなと思いました。

 

プランテーションは政策によって大きく変化する可能性があるので、今後の政府の動きに注視し政府が何を行なうか見ておきたいと思いました。

 

話は変りますが、シカなどの死体利用をする企業や団体、個人がほぼ口をそろえて言う「シカの利活用を通して、自然環境やシカを取り巻く背景などから、野生動物と人間との共生について考える」ということについて、一言。

 

自然環境で生活する野生の動物たちを「捕獲」して殺し、その死体を利用し、食べるという動物搾取から、何を気づき、何を学び、どのような行動を開花させるのでしょうか?

 

動物搾取から導き出される野生動物との「共生」は、人間都合の「共生」になるのではないでしょうか?というか、現在そうなっていますよね。

 

野生動物の殺害や利用を前提とした「共生」は「共生」ではありません。

 

野生動物搾取を行ないながら、それを「共生」とする認識は日本あるあるだと思いますが(人権を思いやりなどと言っているように)、言葉の意味をあまりにも人間に都合よく解釈しているので呆れます。

 

今回もシカを取り巻く現象から、常識に疑問を持たなくなる社会は危険だなと思いました。

 

 

外は日中暑いので木の建具を閉めた涼しい部屋でこもるシカたち(エアコンついています)。

 

 

エリンギを囓ったシカのすぐるちゃんですが「これじゃない!」と言って、

エリンギを口からペット吐き出しました(笑)。

歯形がくっりと(笑)。

 

 

 

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