湿気があったので今日はじんわりと汗がでて不快な天気でした。

 

午前中、庭にいたシカたちは午後になり涼しい室内へ入ってきて本気寝。

 

イヌのひーちゃん(メス9歳)は、寝起きにモフモフマットをあえ足でカリカリとかいて、体の重心を低くしたなと思ったら、ジョ~~とおしっこを気持ちよさそうにしていました(笑)。

 

寝起きのひーちゃんは、ふわふわした心地、ふわふわしたマットで気持ちよくなっている感じで、寝起き時高確率でマットにおしっこをします。

 

イヌたちは通常、庭で排せつしますが、ひーちゃんは寝起きの時だけ室内のマットでおしっこをします。躊躇なくジョ~っとおしっこをするので、見ているわたしたちは思わず笑ってしまいます。

 

おしっこが済んだひーちゃんは「スッキリした!!」という表情で元気よくプリプリ歩き出し、きれいな場所へ移動します(笑)。

 

同居動物たちの行動や考え、好みなど個々に違うので、観察していると本当に楽しいです。

 

ところで先日、友人が動物認知行動学者・フールド研究者であるマーク・べコフの記事をシェアしてくれました。

 

記事には野生の動物たちとのかかわりについて再考を問う内容が書かれています。

 

 

●記事はこちらです↓↓↓

 

 

 

記事で紹介しているCatia Faria  Animal Ethics in the Wild Wild Animal Suffering and Intervention in Natureでは、野生における動物倫理や種差別、野生動物の苦しみ、道徳的配慮など、わたしの興味ある内容についていくつも触れられています。

 

Catia Fariaは、『野生動物における動物倫理』を書いた理由を次のように述べています。

 

これまでほとんど見落とされてきた野生動物の苦しみという道徳的問題に取り組む重要性を認識したからです。一言で言えば、野生動物も苦しんでいます」。

 

彼女はわたしたちの苦しみが重要であるように野生の動物たちの苦しみも同じく重要であると語っています。

 

かれらの苦しみを軽減させるために、人間は野生の動物たちに積極的に介入すべきというFariaの主張です。

 

しかし、どのタイミングでどのような時に野生の動物に介入するのがベストなのかなど不明な点も多いことから、かられの苦しみを軽減させるための新たな学問が必要だと述べています。

 

日本の場合はおかしな「野生動物には介入(救護)してはいけない」という言説がありますが、他の国での介入しないというのは、捕食者に捕食される動物に対してなど、介入しない動物への見方が若干異なっています。

 

他の国ではすでに傷病鳥獣の救護活動が政府や民間団体、個人などで行われているため、この分野の今後の発展に期待しています。

 

野生の動物たちは人間活動によって生活に大きな障害が生じています。

 

動物たちの苦しみの経験が少なくなるよう、人間は責任を持ち、かれらや自然環境に対して介入すべきところはあると思います。それを当然のこととして行えるとなおいいなと思います。

 

野生の動物たちへの介入は、かれらの存在と習性を受け入れ始めて機能するものなので、種差別をしないことが条件になると思います

 

動物たちに責任を持ちながら、動物たちへの手助けが当然のことになるよう、この分野専門の学問の発展を願います。

 

 

「『野生における動物倫理』は、必要な道徳的変革に貢献することを目的としています。やるべきことはたくさんありますが、私たちが力を合わせて前進し、野生動物の福祉に真にふさわしい注目とケアが与えられる未来への道を切り開くことができることを願っていますこれには、野生動物が直面する課題に対処するための最適な戦略を開発するという最終的な目的を持って、積極的に知識を追求することが求められます」。

 

 

他の国では野生の動物たちへの道徳的義務の議論が多く行われており、野生の動物たちの福祉を実践する試みが行われています。

 

日本も他の国の動きに追いつきたいものですね!

 

「ぼくたちもできれば苦しみを経験したくないよ」

「ぼくたちも生きる権利があるし、幸福を感じる権利があるよ~」と

シカのすぐるちゃん(オス6歳)。

 

 

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