昨日は仕上げたい作業があったので、それに集中していました。
今日は午前中からシカの研究者が行なう奈良公園のシカの調査に久しぶりに参加してきました。
外気温は34-5度と高くむせる暑さでしたが、観光客が多くシカたちはシカせんべい売り場の周辺に集まっていました。
奈良公園内で発生するロードキルは年間100頭を超え、2020年は179頭でした。
昨年、奈良県庁の野生動物担当課へ要望に行った際、奈良公園内に野生動物横断道路を設置してほしいことをお話ししました。
担当課の話によれば、ロードキルを回避するための対処をしているということで、そのひとつがこちらです↓↓↓
近づくと……。
この背の低い柵?のようなもので、
このような感じで設置されています。
この柵の効果がどれほどあるか疑問です。
奈良公園内におけるロードキルについての調査はこちらです↓↓↓
https://www.pref.nara.jp/secure/195712/06%203%20trafficaccident-01.pdf
ロードキル対策の一般的な考え方は「動物に道路を渡らせない」というものです。
しかし、ロードキルの減少を目的とするなら「動物に道路を安全に横断してもらう」という考え方が必要です。
動物に道路を渡らせない対策をしたとしても、道路に面するすべての道路に柵を設置することは不可能で、どこかでロードキルは発生します。
また柵などを大規模に設置することで、野生の動物たちの行動範囲を制限し、個々の動物やそれぞれの動物種へ予期せぬ事態をもたらすことにもなります(自然生態系への悪影響)。
野生の動物たちは自然環境を移動して生活しているので、動物たちが道路を安全に横断できる対策は必須だと考えています。
動物たちの生活を考えた動物たちへ配慮ある人間活動が、これからの時代とても重要になってくると思います。
動物たちと平和に共存できる環境作りを目指したいです。
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