新型コロナウイルス感染症の発生後、ヒトが他の動物種にこのウィルスを感染させたことは記憶に新しいと思います。

 

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こすウイルスであるSARS-CoV-2は、特に猫、犬、齧歯動物、鹿、類人猿などで検出されており、変異して新たな変異種を引き起こ可能性」があることは以前からも言われていました。

 

月曜日に科学誌ネイチャーに掲載された研究では「人間が鹿にウイルスを広めた後、鹿から採取したサンプルから新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の変異種が人間に広がっていることが明らかになった」という。

 

パンデミックの発生は、狩猟や野生の動物の搾取、その他の動物たちの搾取(畜産産業)、自然環境破壊、汚染などの人間の活動の原因であり、COVID-19の発生について霊長類研究家であり、自然環境問題の研究者であるジェーン・グドールは、人間による自然と動物二対する暴力で発生したと述べています。

 

アメリカ疾病管理予防センターは新しく発生する感染症の3/4は動物からであるとしています。アメリカ国立衛生研究所では、既知の感染症の60%、新しく見つかった感染症の75%が人獣共通感染症であると考えられています。世界保健機構、国連食糧農業機関、国際獣疫事務局は、動物性タンパク質の需要はパンデミックを増加させる大ききな危険と警告しており、将来的にはすべての野生動物取引を終わられるように呼びかけられています。

 

人間の行いにより、他の動物種たちは多大な影響を受け、ウィルスまで人間から感染させられるのは本当に動物たちが気の毒でなりません。

 

人間以外の動物がウィルスを保有していると、人間はその動物種を撲滅しようと考えることがありますが、その考えが最もよくない考えあるのは、このブログを読んでくださっているみなさんはよく理解されていると思います。

 

人間以外の動物の利用、殺害は悪循環を生み出し、新たな世界的流行を起こすため、自然環境や動物たちとのかかわり方を見直し改めるべきだと専門家たちは数年前から語っていますが、現在になってもその見直しはほんの少ししか進んでおらず、事態が悪化していることもあります。

 

暴力は他者を苦しめるだけでなく、我々人間の健康や暮らしをも蝕む誰にとっていいことではないのです。

 

現実に起こっていることに目を背けずに自分は何ができるのかを考えてみませんか?

 

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参考文献

Alexander Tin Deer spread COVID to humans multiple times, new research suggests CBSNews(最終閲覧日:2023年7月12日)。

 

Sheri Walsh Study finds deer spread COVID-19 back to humans UPINews(最新閲覧日:2023年7月12日)。