空気中に少し湿気がありましたが、真夏日のような気候でイヌたちは涼しい場所を選んで休んでいました。

 

イヌのしゅんちゃん(♂12歳)は、暑い日はこの場所でよく寝ています。

 

 

約1年使っていなかったイヌたちの穴蔵を数日前にきれいに掃除し、穴蔵の側に生える草を少し切って風通しよくしてみました(イヌたちが作った穴蔵は計3カ所あります)。

 

イヌのひよりちゃん(♀8歳)は穴蔵派。

 

シカのすぐるちゃん(♂6歳)は、室内派。

 

 

ところで現在、政府や行政がシカやイノシシの捕殺を推進しており、その勢いが増しシカやイノシシ、非在来種などに対する倫理的扱いが皆無になっているように思います。

 

ある自治体では「狩猟を生業にしませんか?」と「地域おこし協力隊員」(鳥獣被害対策実施隊員)を募集しています。

 

狩猟とは人間の趣味で動物を殺すものであり、暴力です。捕殺事業であっても、動物を殺すことに変わりなく、シカやイノシシの駆除行為は暴力行為です。

 

シカやイノシシの殺害方法は残酷際なりないことが少なくありません。動物を殺す人間の中には動物をいたぶり殺すのを趣味とする者が存在するのはSNSの情報からもわかります(悲鳴を上げるシカをバットで殴り殺す、イヌにシカやイノシシを噛み殺させるなど)。

 

動物たちに対して残酷な行為を生み出す社会を作っているのは政府や行政であることの罪深さに疑問を持たないこの社会の倫理観はどうなっているのでしょうか?

 

人間以外の動物への暴力は人間への暴力と結びついているだけでなく、わたしたちのように感情と感覚など持ち具える個々の存在である動物を殺害する残虐性の問題があります。

 

現在の鳥獣害対策を見ていると政府と行政が暴力装置になっており、権力と暴力の暴走が起こっているとしか思えません。

 

無差別に動物を殺傷する罠も自然環境には無数とあり、イヌやネコ、タヌキ、ウサギ、キツネなど多くの種がその犠牲となっているのです。

 

また、北海道ではリン化亜鉛という毒物を自然環境にヘリコプターで撒いているようです。

 

野生動物を根絶させる勢いの捕殺事業が行なわれているにもかかわらず、「生態系保全だ」などとよく言えるものだと思います。

 

野生動物や自然環境に関する専門家の方たちの考えもどうなっているのか?と正直思います。

 

今のまま自然環境や動物に対するひどい暴力が続くと、自然環境やそこに棲む動物たちの相互関係がどうなるかや自然環境破壊・汚染などで起こる自然環境の変化を一部の研究者の方たちはわかっておられるのではないでしょうか。

 

わたしを含め野生動物への平和的かかわりを訴える者たちは、殺傷される動物たちが「かわいそう」という感情だけで動いていません。殺されてゆく動物をみて胸が痛みますが、もっと深い「人間としてどう行動するか」を問うているのです。

 

他者に対する倫理的価値判断や本当の持続可能な自然環境、個々の動物たちへの尊重などといった、人間がいかに自然環境と調和できるかを考えているのです。

 

人間は自然環境やそこに棲む動物たちと平和共存なくして生存できません。

 

わたしたち人間は、このこともしっかりと理解しなければいけません。

 

人間は自分たちが行なっている行為に目をしっかりと向けるべき時がきています。

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