●追記 6月19日
治療が必要な宮島の♀鹿さんの処置をしてくださる獣医師が見つかったようだとの話を聞きました。詳細は不明ですが、もし本当ならとてもよかったです。
●追記 6月19日12:33
治療してくださる獣医師が見つかり、行政からの許可も下りたそうです。みなさん、ご協力してくださり、ありがとうございましたm(__)m。
●追記 6月19日 18:27
おそらく子宮脱or直腸脱であろう鹿さんを治療してくださる獣医師の方はいないということです。
現在、鹿さんについての情報が混乱していますので、誤った情報を拡散しないために、治療が必要な鹿さんの情報の発言は今後控えたいと考えております。
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宮島で衰弱している♀の鹿が発見されました。
♀の鹿さんの体内から(おそらく)赤ちゃんが体外にぶら下がっており、画像による獣医師の診断は、子宮脱、直腸脱で外科的処置が必要とのことでした。
見るのもつらくなる画像ですが、発見された鹿さんの画像です↓↓↓
痛みからなのか、鹿さんの毛は立っており、体は痩せ細っています。
この鹿さんは、この状態で6日前に発見されており、宮島の観光協会は「どうすることもできない」ということで放置されているそうです。
今日は土曜日なので、廿日市市の担当課の方と連絡も取れず、どうしたものかと助言を求めあちこちに連絡しましたが、医療に繋がる話にはなりませんでした。
宮島に我が家が近ければよかたっと強く思いましたが、こればっかりはどうしようもできないので、奈良県にいながら今でもできることを考えています。
広島県の安佐動物園に連絡すると素っ気ない対応で、話の冒頭で「こちらから宮島に行くことはありません」と言われたので、非常に残念に思いました。
しかし、関心を持つ方たちがSNSでこの鹿さんについて発信していることから、その投稿に助けになるコメントが多く寄せられています。
また、関心を持つ方たちが懸命に動いているので、医療に繋がるかもしれないという希望を持ちながら、なんとか鹿さんに治療を受けさせてあげたい気持ちでいっぱいです。
日本では「野生動物には手を出してはいけない」言説がありますが、救護が必要な時があります(救護が必要でないときもある)。
今回は治療ができるという獣医師の画像での判断があるので、救護が必要な案件です。
人為的ではない負傷や衰弱は「自然淘汰」と言われ、放置されることが多いですが、傷病鳥獣を発見したら助けるのは当然のことです。
世界の多くの他の国ではこのことが常識として行なわれていますが、日本では救護対象の動物とそうでない動物に区別されており、鹿は救護対象外の自治体がほとんどです。
助ける動物と助けない動物とを線引きするのは差別であり、なくさなければいけない線です。
この線がある限り、日本は動物の福祉や動物の権利先進国とは言えず、多くの動物が苦しみ続けるのです。
日本では野生動物の救護のハードルがとてつもなく高いので、獣医さんの積極的協力を願うばかりです。
そして、行政も個々の動物たちを助ける努力が必要です。市民、行政、獣医師などが連携をして動物を守る、助ける取り組みを目指す社会になることを願っています。
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