昨日は農林水産省と環境省の方に「野生動物との平和共存に向けた施策の要望」を行なってきました。

 

東京まで車で行こうと考えていましたが、前回の広島行きの時に車の運転をかなり無理していました。SNS上で知り合った方から「無理されませんように」と心配の声を聞いたので「今度は無理しないようにします」と伝えました。無理してはよくないと思ったので、今回は体が楽な新幹線で東京に行きました。が、新大阪駅や東京駅などでの人の多さにわたしは気分が悪くなってしまいました(汗)。幼少期の頃から人混みや都会は苦手でしたが、それは今も健在だったようです。

 

新幹線で行くと体は楽ですが、他のデメリットを考えると、電車移動より車移動の方がわたしにはあっているかもしれないと思いました。

 

担当者の方たちとの面会時間は30分だったので、主に何を話すかとても考えていましたが、本番は考えていた通りに話すことができず時間がきてしまいました。

 

今回、話を聞いてくださった方は女性の方が2名・男性の方が1名でした。女性の方がいてくださったのでうれしかったです。

 

野生動物との平和共存に向けた施策の要望では、適切な小規模柵の設置の推進や野生動物との平和共存意識が人びとに育つような啓発など行なってほしいとお願いしてきました。

 

現在、山間部ではシカなど「害獣」とレッテルを貼られた種の「駆除」事業が行なわれています。そして、捕殺したシカやイノシシ、クマなどの屠殺場建設が進み、目的が農業被害対策ではなく「野生動物の死体利用のために野生動物を殺す」ということが目的となってきています。

 

このことを農村政策部・鳥獣対策・農村環境課の方に話をすると「殺すことを目的としてはいけない」と言われていましたが、実際はすでに「殺すことが目的」になっているので、そうならない対策をとってほしいともお願いしました。

 

農作物を守るための適切な防除柵(小規模な柵)については、それを行なうと費用も労力も必要になるということだったので、農作物を守るためにはそれを行なえる環境作りや費用の補償などが必要と話をしていました。

 

農村政策部・鳥獣対策・農村環境課の方は、環境地帯や自然森林環境の重要性を理解されており、長期的に見て、それらの環境を整えることができるとベストだと語られていました。その考えにわたしも(いまのとこと)賛成です。

 

わたしのようにシカとの平和共存を願う者がいる一方で「どんどん殺せ」という意見も省に届けられているようです。

 

農村政策部・鳥獣対策・農村環境課から「シカの捕獲をやめろと」とは言えないとおっしゃっていましたが、平和共存できるならそれがよいということなので、今後、わたしはもっと勉強と経験をして野生動物と人間との間の軋轢解消に向けたよい方法などを考えていかなければいけないと思いました。

 

環境省の方の話では、高山植物をシカが食べることにより消滅してしまい、シカの分布も広がっているため、捕獲は必要とのことでした。

 

が、そのことが他の環境要因の調査も含めたものなのか不明だったので、また機会があれば詳しく説明してもらいたいなと思っています。

 

高山植物は特に環境の変化に敏感です。気温の上昇や酸性雨・酸性霧、周辺の自然環境の変化等、さまざまな環境の変化によって植物が消滅することが言われています。それらを抜きにして、シカの採食だけが植物の消滅の原因にするのは少し気が早いように思います。

 

今回の面会ではわたし自身、反省すべき点がいくつかあったことと、要望に対する担当者の方たちの反応に気落ちする結果となりましたが、この経験を通じて今後わたしにできること、しなくてはいけないことを見つけまた前向きに活動を行なっていきたいと思っています。

 

昨日は余裕がなく活動報告用の写真をすっかり忘れていました。そのことを思い出したのが帰路に向かう途中で新幹線に乗車する前でした(汗)。

 

東京に行ってきたことがわかればと思って写真を(苦笑)。

田舎から街へ要望に行くのは大変ですが、活動を続けられるのなら続けていきたいです。

 

 

昨日、お留守番をがんばってくれたイヌとシカたちです。↓↓↓

珍しく、室内にみんな勢揃い♪

 

イヌのしゅんちゃん(♂12歳)とシカののぞみちゃん(♀推定5歳)の距離はいつも比較的近いです。仲がとてもいいといいわけではないですが、このように近い距離でお互い休んでいることが多いです照れ

 

人間さんたちも他の動物たちと平和に関わろうよ!クローバー

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