今日も慌ただしく一日が終わりましたが、イヌとシカたちはマイペースにのんびりと雨の日をすごしていました。

 

ところで、岩手県紫波町にある城山公園でクマ目撃情報があるというニュースを知りました。

 

クマを捕獲するために、市は公園の3カ所に罠を設置していたそうですが、今朝、罠に一つに成獣のクマが入っているのを確認されたいうことです。

 

 

 

 

罠によって捕獲されたクマは「殺処分」されました。

 

紫波町役場にこの件について問い合わせした(インスタでの活動名)aliceさんのによると、親クマは殺処分で、子どものクマはリリースと鳥獣保護委員と猟友会が決定したそうです。この件に関わった鳥獣保護委員は猟友会メンバーです。

 

 

●aliceさんのInstagramはこちらです↓

 

猟友会は野生動物の殺害を専門とする組織のメンバーであることから、この決定になるのは当然のことだろうと思いました。

 

お母さんクマを殺処分する理由として「移動能力が高いから戻ってくる可能性がある」と役場の職員が言っていたそうです。

 

その可能性はゼロとは言えませんが、一回目の捕獲では原則リリースとすべきではないでしょうか。

 

たとえ再度クマが公園に姿を現したとしても、殺さずにクマが公園にこない場所へリリースすることは可能ではと思います。

 

野生動物を殺すしかほぼしない日本の方針に怒りがこみ上げてきます。

 

話がそれますが、現在、ジビエ流通経路も確立し、野生動物の死体利用がこの社会で加速しています。クマノイビジネスを新たに始めようと考えているクマの調査機関もあると聞いています。この背景が野生動物殺害を加速させていると否めないのではと思います。

 

自然環境破壊が進む現状で野生動物と人間との距離はとても近くなっています。

 

この状況も踏まえた上で野生動物と野生動物の生息地を守るための分野の専門家が必要だと考えます。

 

猟友会の考えに従うままでは、日本の野生動物たちは殺害され続けます。

 

その考えは一般市民にも広がり、この国に野生動物排除思考が根付き、野生動物たちは苦しみ命を奪われつくすでしょう。

(追記:猟を継続していくために狩猟者たちは「生き残り」を確保することもあるそうです)。

 

「命」は「大事」と言いながら、その生命を簡単に奪っているのが我々人間です。

 

言語不一致なことがまかり通るこの社会では、動物たちにとっての光は皆無です。

 

野生動物との平和共存に向けた知識や意識を持つ専門家の方が、この国には必要です。

 

動物(弱者)に対して行なわれている暴力に終止符をうつためにも、暴力行為には皆さん「NO」の声をお願いします。

 

他者を苦しめず、個々の存在を大事にする思いやりある日本になってほしいと心から願っています。

 

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