今日は洗濯機の故障の修理のため技術者が家にてくれました。
犬たちは訪問者に興味津々で大歓迎でした。
鹿たちはすぐるちゃん(オス5歳)が積極的に挨拶に行き、技術者の匂いをとても丁寧に嗅いでいました。わたしは技術者の方との話に夢中になっている間、すぐるちゃんは技術者が脱いだ靴にロックオンしていたようで、靴に鼻をくっつけて匂いをしていました。靴がすぐるちゃんの鼻水とヨダレで濡れるので、すぐるちゃんに「お客さんのだかベトベトになったらいけないから靴を棚の上にのせるね」と言って、靴を棚の上にのせました。すぐるちゃんは靴の匂いをしっかりと嗅いで、訪問者の情報収集をしたかったと思います。
洗濯機は軸がダメになっているとのことで、後日、部品を持ってきて修理をすることになりました。洗濯機を少し分解したのですが、内側の汚れがひどかったので驚きました。定期的に洗濯槽の掃除をしているのですが、それでも汚れるものなのですね。
ところで、2023年4月14日、総理大臣官邸で第1回花粉症に関する関係閣僚会議が行なわれ、岸田総理は「我が国の社会問題だ」と述べ、積極性を見せていました。
首相官邸の「花粉症に関する関係閣僚会議」にはこのように書かれています。
「『本年6月の骨太方針の取りまとめまでに、実態把握を更に進めるとともに、以下の取組を対策の3本柱として、来年の飛散期を見据えた施策から今後10年を視野に入れた施策まで、対策の全体像を取りまとめてください』ということで、『第1に、官民を通じたスギの伐採加速化計画の策定・実行、外国材から国内材への転換による需要拡大、花粉の少ない健全な森林への転換などの発生源対策~』」。
「花粉の少ない健全な森林への転換」ということなので、自然林への転換かな?と一瞬思ったのですが、森林ジャーナリストの田中氏の「花粉症対策が日本の森林を破壊する」にこのように書かれていました。
「皆伐した跡地には花粉を飛ばさない(少ない)スギの苗を植えるという考えもあるかもしれない」。
もし、そうなった場合、戦後と同じことが繰り返されるのではないかと思いました。
これから伐採される木は、プランテーションの木々ですが、過去のように大規模伐採が行なわれ、山に木々が生えていない時期が訪れるのではと……。
田中氏は、政府の花粉症対策が日本の森林を破壊すると言っていますが、日本の森林の大部分は人間によってすでに破壊されており、今後行なわれる政策によって日本の自然環境はより破壊されるか少し回復するか?ではないのかなと思いました。
林業関係者の話によると、植林されたスギなどの木はすでに伐採時期を逃しているということです。そのことによって成長しすぎたスギなどが土砂災害をより起りやすくしているということでした。
戦後の国主導の植林事業やそれ以前の樹木利用により、植物が生えていない状態の自然環境(山)があり、全国的に野生動物の個体数が激減していた時代があります。
その状態から現代やっと植物が育ち個体数を回復させた種がいます。
再度、山の木々が大規模伐採されてスギなどを植えられると過去に逆戻になるのではないでしょうか?
昆虫研究者である主原憲司氏は、以前お会いした時に「2度の個体数回復はない」と言っていました。このことが本当であれば、鹿など1度個体数が激減した種は、次の個体数激減期からの個体数回復はないということになります。
自然環境とのかかわりについて政府は自然環境と真剣に向き合い、日本の自然環境を本当の意味での「健全」な状態に向けた政策を行なってほしいです。
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参考文献
「花粉症に関する関係閣僚会議」首相官邸(最終閲覧日:2023年4月18日)。
田中淳夫「花粉症対策が日本の森を破壊する」YahooJapanニュース(最終閲覧日:2023年4月18日)。