午前中に街へ行く用がありましたが、午後までには帰宅できました。犬鹿たちがあまり寂しい思いをしないですんだのでよかったです。

 

ところで、野生動物と人間の衝突について、人間は野生動物を一方的に悪者にして野生動物の存在に問題があるように言われています。

 

しかし、野生動物との問題は、増加する人間や野生動物の生息地を奪う人間活動、野生動物に対する人間の認識(偏見・差別)などと人間の問題であることがわかります。

 

野生動物と人間の衝突は人間の問題ですが、その原因については国内では綿密な調査などは行なわれていない様子です。

 

以前、わたしが住む自治体に「野生動物が人里に現れる原因や農作物被害の原因を調査していますか?」と聞いたら「そのような調査は行なっていない」ということでした。原因を知らずして鳥獣「対策」を行なっているのです。おどろきます。

 

他の国では、野生動物問題の一連の包括的な分野横断的な調査が行なわれています。

 

野生動物と人間との間に生じる問題の解決には、その原因を知ることが問題を解決する近道となります。

 

単一の問題解決策はないため、さまざまな分野の人たちの共同作業によって問題解決に必要な知識や方法が発見されるのだと思います。

 

ただ、日本の場合は野生動物を保護する発想は皆無に近く、問題解決策は「駆除」という従来の考えが一般的です。

 

そのため、野生動物との平和共存へのパラダイムシフトが必要です。

 

野生動物との問題を生み出しているのは、われわれ人間であることを受け止め、人間は自分たちの問題と向き合い、野生動物たちを困らせないようにしよう。

 

「わたしたちは『悪者』じゃないよ」とシカののぞみちゃん(メス推定5歳)。

後ろ姿もかわいい、のぞみちゃんです照れ

 

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